表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
F・F 異世界の神になった少年の話   作者: やませさん
慣れて来た日常
142/153

第111話 宗平(そうへい)、帰還


―――――〈旧・サンドロット教会〉―――


 その頃、外にて……。


―――――アリシア、エイダ、リアとエヴァン、ニィーは戦闘中。

 ハァ……ハァ……ハァ……と、皆は息を切らし、モンスターの群れを眺め、武器を構え、戦闘体勢。

 しかし、アリシア達はモンスターを何度も撃破したが、ゾロゾロと出現。

 魔法の書の魔力により、モンスターを引き寄せる能力があり、このままでは全滅……。

 

―――――何だ……。

 皆は異変を感じた。


 モンスターの群れは、断末魔の叫び声を響かせ、光と化し、消滅した……。



 すると……。



―――――旧・サンドロッド教会前。

 教会前の位置、光が出現し、リアーネを抱き抱えた宗平そうへいが出現した。


「戻って来たみたいだな……」


 宗平そうへいは、安堵の表情を浮かべ、緊張の糸が切れた……。

 生々しい彼女の過去、自分より凄まじい人生を送っていた事を知り、自分の過去がまだマシだと思えた……。


(………)


 リアーネは魔力の過剰に消費した事により、気絶。

 まるで、長い悪夢から解放されたかのように……寝息を吐いている。


―――――よかった……。

 宗平そうへいはリアーネの寝顔を眺める。


――――宗平そうへいッ!!


 アリシア達の声。


「みんな……」


 宗平そうへいはアリシア達に視線を向ける。


「全くお主はッ!!」


「貴様という奴はッ!!」


「さすが、宗平そうへいさんですッ!!」


「お兄ちゃん無事、ニィー、嬉しいッ!!」


「最後は、愛ですねッ!!」


 アリシア、エイダ、リア、ニィー、エヴァンは一斉に駆け寄る。

 やっぱり、宗平そうへいはやってくれると信じていた……。

 人工水路で溺れている少女を助けたり、火事でキャサリンを助けたり……宗平そうへいは、この国、世界の英雄だ……。


「ただいま、みんな……」


 宗平そうへいは、ホッとした笑顔を浮かべ、グーサイン。

 自分、本当に救出出来るとは思ってなかった……。

 ただ、彼女を助けたいと、ひたすら必死に足掻いて、口下手なのに、勢いに任せ、自分でも何を言っているか……。


―――――宗平そうへい……。

 アリシア達は拳をスッと突き出す。


「ああ……」


 宗平そうへいは拳を突きだし、皆の拳にコツン……と、当て、勝利のグータッチ。

 そして、みんなに真実の話を説明をする……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ