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女にモテても意味が無い。  作者: しゃぎしゃぎうまうま
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1話

 「ひびきちゃんまた明日ね~」


 「またねー」


 俺は手を振ってすこし派手でギャル? っていう分類の女子達と挨拶をした。普段なら絶対に話さないのだがまぁ女子高に通うことになって境遇のせいかいろいろ親切にしてもらっているしどちらかといえば気を使われすぎてて逆に居心地が悪い状況になっていた。


 「モテモテだねヒビキは」


 悪い顔をしながら片手に紙パックの苺のジュースを二個持っていた。その一つを机の上に置いて前の席のイスをこちらに向けて座った。

 よくよく考えれば腰まである長い髪に校内で抜群の人気を持ち下級生から先生、いや学園長ですら認める美人がおれの前にいて普通の友人としてこの二週間あまり過ごしているんだから信じられない。


 「もしかして私に惚れた?」


 「いや、逆に可愛すぎてそういう対象に見れないというかそもそも同姓なんだし俺にそういう気は無いよ」


 「でもうちって中高一貫の箱入り娘ばかりで校内はそういう人しかいないから逆に皆は新鮮なのかもね」


 「そういうもんなの?」


 うんうんと頷きながらジュースにストローをさした。不器用なのかすこしばかり穴からこぼれてしまい慌ててポケットのハンカチを取り出し机を拭いていた。


 「俺に嫌悪感とかまったく抱かないの?」


 「そうやって悲観的になるのは悪い癖だよ」


 俺は頭をかきながら夕焼け空を眺める。




 「普通はきっと虐められたりするかもしれないと私は思う」


 「それが普通だと思うけど」


 「でも今じゃ誰もが知ってるんだよ」


 「そうか……」



 「それに私もね実は中学の間はそうだったんだ、だからなんというか」



 「同情的な?」



 「う~ん、どうだろう。でも理解者というか心配というか」


 「俺も燕にそういってもらえるなら少しばかりはいい友人を持ったなと実感できるよ」


 「ホントにそういうんじゃないし本心か」


 俺は立ち上がった。


 「そろそろ先生が怒るだろうし帰ろうか」


 「そうだね」



 




 この世界にはいくつかの奇病が存在する、そんな中で二つだけ未だに原因不明であり突発的で変則的であり治療法の確約されない病気が存在する。


 一つは中二病。文字通りだが実際に魔法とかそういうのが使えるのが厄介なとこではあるがこの病気に関しては去年から発症者の減少で存在すら消えつつある。


 そしてもう一つにトランスセクシャル、ようは性転換。思春期から大人になる間だけに発祥される日本では古くから創作などから略称としてTSと言われていて基本的にTS病と呼ばれている。

 全世界で二億人に一人の確立で発祥し今もなお発祥原因や戻る次期などが不明慮過ぎて学者が治療不能とした恐るべき病気であり。


 俺が男から女になって幼馴染と入学した剣男子高の目の前にあるお嬢様学校であり女子高の聖園学園に入学する事になったつまらない高校生活をおくるそんな物語だ。

特に難しい設定とか考えてなくあくまで女子と男子では発祥する時期が別で男が大体高校生女が中学生が多いっていうだけの設定です。

その辺は深く掘り下げるつもりとか無いのであくまでそういう設定なんだなと軽く受け流してもらえればと思います。


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