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家庭教師 サラン・マルモット(夜)

家庭教師のサラン・マルモットとの


夜に起きた出来事のお話。


真面目なお話の箸休めにどうぞ!


第31話 サラン・マルモット(夜)


お楽しみください!




「あっ・・・ふにゅぅ・・・」


 聞き覚えのある声が聞こえてきて、布団にもぐりこんできた人物がサラン・マルモットであることが分かった。



 第31話 サラン・マルモット(夜)


 月明かりに照らされた、ピンクのもふもふっとした髪の毛が顔の前にある。


 サランが出した声で、手の中に少しだけ膨らんだ胸があることにやっと気づいた。


「あっ、ごめん。」


 慌てて手をどけようとするとその手をサランが押さえる。


「だいじょうぶですぅ・・・」


 いや、何が大丈夫なのかと頭にはてなが浮かぶ。


「そのままで、ユウキ様の好きなようにしてもらっていいですぅ~。」


 そこでハッと気づく


『そうか・・・。


【オート隷属魔法】のせいか・・・。』


 一応、頭の中は20代であるためさすがに子供すぎるしと思っていたが、先日この世界では女性は12歳から婚姻はできると執事から聞いていたため(何を子供に教えているんだと思ったが・・・)隷属魔法の効果があればこの反応になっても仕方がないかと思う。



「サラン先生、さすがにこの状況はまずいかと・・・。」


 突然泊まることになったため、入浴後には僕の母親の大きめのパジャマの上だけを着ていた。


 少し手を動かすと、まだ声変わりのしていない少女の声ではあるが涙目で僕のほうを見上げながら、なまめかしい声を上げる。


「もっと・・・ください・・・。」


 声を抑えてはいるが、ウルウルした目で見つめ続けながらさらにねだる。


「いやっ!なにを!!??」


 確かに前世?では付き合った彼女はいるけど、こんな関係になったことはない正真正銘のチェリーボーーーーイィなのである。(ハズッ)


 どうしていいか分からい上に、どうかしてもいいのかもわからない。


 フニフニした感触の左手の中にある胸と、少しずつ湿ってくる感じのある右手を動かすこともできずにいると・・・


「すぅすぅ・・・」


 と、サランは寝息を立て始める。


 オート魔法のせいで、この状態にはなったが眠気のほうが勝ったようである。


『いや・・・寝られてもこの状況じゃても動かせねぇじゃん・・・』


 ヘタレ属性のほうが眠気より勝ってしまった僕は、結局朝までほとんど動けず眠れずに過ごす羽目になってしまった・・・。


 もう少し経験しておけばよかったなと、少し残念な気分になりながら朝の光をまぶしく感じていた。



あ~~~!!


約束が守れてよかった。


そんな感想の回です(笑)


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