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恐るべきダイエット

作者: ゆうゆう

むしゃむしゃとご飯を平らげた

おいしいおししい

私は定食屋の娘だが毎晩おいしいものを食えて幸せだと思っている

いや幸せの定義を事細かに知っているわけではないが

およそ本人が幸せと思うならそれは幸せだろう

ともかく私は食べに食べたそしてその体が幸せとはほど遠い

豊満なボディーへと進化を遂げた

これを進化と呼んだのはそれは弱肉強食という四字熟語あるからだ

あらゆるものを食ったよって私は食物連鎖の頂点に位置すると決めつけたからだ

そうよって私は進化したということになる

なんてまわりくどいことは置いておいて

私の率直の感想を言おう

それは

「デブった」

である

そうやせねばならない

これは女子的に女子認定されるためにやせねばならないのだ

私は崇高なるダイエットプログラムをあらかた試した

サプリでダイエット

催眠ダイエット

だがどれも崇高であって打開策には程遠いまがい物であった

学生にとって貴重な軍資金であるお小遣いを徒労に使い果たし

私は楽して幸せになろうというそのアバウトな考えを捨て去るに至った

そして現実的で経済負担も0なランニングを実行することにした

朝起きて

早速走る

だが走って50メートル私は力尽きたそして精神的にも疲れ果てた

よってこれは水に流すことにした

続いては

カラオケダイエットだ

私は早速カラオケにいく

選曲は初音ミミのなんかタイトルがすごい長い奴だ

一秒間に16文字という人間お断りの曲に私は

一網打尽した


続いてのダイエットは

バランスボールダイエットだ

早速私はバランスボールへのった

だがしぼんだ、これが何が原因かは問い詰めるまでもなく私は回れ右をして未来に敬礼した


続いては

いやもういい

私はダイエットを試みることをあきらめた

そう人間にはできることとできないことがある

デブに痩せろろというのは

人に空を飛べていっているようなものだ

よって私はダイエットをやめた


そしてそのまま学生生活が始まった

そう私は高校受験にうかった勢いでいつも以上にめちゃくちゃたべて太ったのだが

太ったものの不当なあつかいを知らぬままとうとう学校入学をする


白い目で見られた

それはもう白い目で

私は怒りとともに復讐心が芽生えた


私を馬鹿にしたやつらに目にもの見せようと

行動を開始した


むろんだがダイエットではない

小競り合いには小競り合いだ

ダイエットなどという法外なことはしない


私は私を打倒しようとするこがっぱにまず宣戦布告代わりに

こがっぱの弁当をみんなくってやった

するとどうだ


やつらはお前どれだけくえるのと

逆に私の底知れぬ胃袋に関心してなぜか購買部からわんさかパンをかってきってくれた

そして食えとばかりに私に献上してきた


私はくった10個20個30個50個

そして100個くった


こがっぱの財布を布切れ一間にしてやり私は満足そうに腹をパンと叩いて

威厳を見せつけた


そして我が学生生活は激動へと突入する

それは病であった

体が重すぎて足腰が弱ってあと一か月で君は動けなくなると宣告された


なんとしてもやせねば一生歩けない体になるというのだ

私はさすがに肝を冷やした

これはまずい

そこでひきこもりの扉より重いダイエットという幕をふたたび開けることになる


だが今回は重要度が違う

よって私はまじめにがんばることにした

まず食事制限だ


一日のカロリーをオーバーしないようにたべた

だがお腹がすく

食事ととエネルギーが見合っていないのだ

私はすぐさま食事制限をやぶった


無理だ


食事制限は無理だ!!!!


のこすところあと二週間なのに体重は減るどころか増えている

足腰もピキピキ音をなっている


どうすれば二週間で

私は考えた考えた

もうそこらへんに転がってるダイエット法では間に合わない

ならどうするか

私は鉄橋へと赴いた


そして飛び降りた

バンジージャンプである


そう恐怖で体重は減るという

まさに苦肉の策である

怖いしかしやらねば死ぬ

だから私は飛んだ

体育祭に使う綱引きのロープをくくりつけて飛んだ


するとどうだ20キロ落ちた

私はもっと過激なことへを考える

次はロープなしバンジージャンプだ


そのまま浅瀬の川に飛び込むのだ

私は成功させた10キロおちた

さらにさらにとどんどん私は危険なことをした


トイレを我慢する5キロ

冷蔵庫に入り続ける8キロ

両手を放して自転車をこぐ10キロ


そして私はダイエットに成功した

そして医師からは足腰の問題はもうないと大丈夫だと言われた

私は無事ダイエットを成功させた


最後に一言いおう”恐るべきダイエット”だった。


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