第1章 登場人物
登場人物
三上 礼
二十歳、工場勤め。通勤中に異世界(アダムス王国)に飛ばされる。基本的には優しい性格の持ち主、しかし、常に物事をひねくって見てしまう癖がある。異世界に来ていきなり予言の勇者と言われ困っている。異世界に来た事で自然を操る力『魔法』が使えるようになった。
ビーン・ムゥ
三十八歳、アダムス王国、国境警備隊の隊長。少し抜けた感じの性格だが、バケモノに対しては誰よりも強い敵意を持っている。武器は槍と投げナイフ、そして雷の魔法。『雷鳴の一撃』と言う異名を持つ。
ダスト
五歳、ホームレス。二歳の時に自ら両親を殺してしまった。その時のショックで言葉が話せなくなっていたが三上と出会い、少しずつ話せるようになって来ている。異常とも言える力の氷の魔法を使う。
アレックス アダムス
四十二歳、アダムス王国の国王、国王と言っても、よく街をうろついたりして、国民とよく会話を交わしている。その為か支持率はかなり高い。よく話が脱線することがある為、一番言いたい事をたまに言い忘れ、ツッコまれる事がある。五歳の娘、エルメスがいる。
フォックス
本名不明、三上が旅に出た後に出会った喋る狐。のんきな子供のような性格をしているが、年齢は五百年は軽く生きている。因みに、キタキツネ
敵勢力
バケモノ
異世界に五百年以上前から存在する謎の生物、動物、人間を問わず生き物を見つけ次第すぐさま攻撃をしてくる存在。大量に存在し、群れを成して行動する『子』と、その『子』を産み出すことのできる『親』の二つの種類に分けられる。『親』は基本巨大で魔法を使い攻撃をしてくる。三上は彼らとの戦いのうちに正体を見破る。
ゼロ (神崎 零)
世界の支配を目論む人物、バケモノを支配する力を持つ。彼の目的は不明。
その他
アンドリュー
三上が訪れた街、ボーダー地区と呼ばれる場所の区長。笑顔を絶やさない温和な性格で、町の人達からも支持されている人物。しかし裏では...
スチュワート
年齢不詳。国王護衛部隊の隊長だったが、現在は小さな町工場で働いている。鋭い洞察力の持ち主で、彼に嘘は通用しない。ちょくちょく三上に協力してくれるありがたい存在。今でも国王のアレックスとは仲が良い。
ワンコ・ヒィ ニャンタ・フゥ ポンサン・ミィ
アンドリューに雇われている用心棒的な存在。三人とも魔法を扱う種族で、かなりのエリートのはずだが、なぜかパッとしない。ワンコが炎、ニャンタが水、ポンサンが土の魔法を使う。因みに三人は幼馴染。