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錆びにしてくれよう

「早速、愛剣の出番か……」

 俺は中二病を病んでいたので、殺人剣(剣道)を習っていた。

「初戦がドラゴンとは、俺の運はどこまでも冴え渡る。まずは、お前たちを俺の剣の錆びにしてくれよう」

 俺はドラゴン(ゴブリン)四体を相手に死闘を繰り広げた。

「俺に傷を付けるとは……神をも恐れぬ所業……」

 ドラゴンの攻撃でせっかくのセリフが台無しだ。


「セリフを言ってる時は待つのが基本なんだぞ!」

 これだから空気の読めない小物は困る。


 盾で攻撃を防いで、空いた懐に剣を突き刺し、一体ずつ始末していく。

 最後の一体を仕留めた時には、魔物を倒した高揚感で、痛みを忘れていた。

「俺は本当に異世界に来たんだな……」

 これから三年間、毎日魔物と戦っては、現実への生還を繰り返すのか……。


「この魔物の死体は放置でいいのか?」

 人によって飛ばされる世界が違うようで、俺の場合は魔物は消えないようだ。


「まずは町を目指すか……」

 ドラゴン四体の後は、何も魔物が出ないまま、町に着くことができた。

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