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一話 大人数兄弟たち

いつもドタバタで忙しい霧雨家のお話をちょっぴりクスッとお楽しみください。

時刻は朝五時半ごろ。まだまだ暗い冬の朝に一つの家があった。

その家の住人の一人が起きて床に黒い何かがいたような気がした。

スマホのライトで照らすとそこにはABCDEFの次に続く〝奴〟がいた。


?)「ギャ~~~~~~~‼‼‼‼‼‼」


朝っぱらからうるさい私、ユイカの中学二年生の弟


?、?、?、?、?)「「「「「うるさいユウタあ‼‼」」」」」


そう弟に怒鳴ったのは私以外のユウタの兄や姉だ。


ユウタ)「ソソソソソソソソ…ソラァ゛‼‼‼‼‼」


そう言いながら手に持った物はソラに向かって投げつけた。

…虫苦手軍団はおそらくクワッと目を開いて


?、?、?、?、?、ユイカ)「「「「「「ユウリ‼‼」」」」」」


と叫んだ。もちろん私もその一人だ。


ユウリ)「はいはい」


そういうとユウリはティッシュを二枚ほどとって素手でつかんだ後、左手で眠そうに目をこすりながら

「ごめんね」

と言って、グシャッとやった。


?)「ご愁傷さまです。」

ユイカ)「ユウリもユルトもすごいよね…ところでだけど、バイトなのはわかるけど、自分の服がソラに当たっても動じないユルヤ兄には尊敬するよ。」


私がそういうと、ユルヤ兄と呼ばれた私の兄はがばって起きだして、


ユルヤ)「ユ~ウ~タ?それ結構気に入ってたんだぞ?」


そういってスリッパを履いてユウタの方に向かおうとすると私の双子の兄、ユウトが


ユウト)「はかない方がいいぞ。それユウリがさっき潰したソラに向かって投げてたけど、片付けがいやだからってスリッパだけ元に戻してたから。ユルカが。」

ユルカ)「言わないでって言ったじゃない!」


そういってユルヤが裸足でユウタとユルカを追っかけまわしてた。

そんな中のんきに話す女たちがいた。


?)「じゃあもう死んでたのね。ユウリが()る必要なかったの。」

ユウナ)「ユルネちゃん!ユウナお姉ちゃん、殺るなんて言葉教えた記憶ないわよ!」

?)「たくさん読書しなさいって言っているのはユウナ。私たちは読書で覚える言葉もある。」

?)「でもユウカ。殺るって言葉ユルヤが使ってたよ?」

ユイカ)「ユウカも使わない。…のんきだねえ」

?)「…お前ら。何時だと思ってんだ。」


静かなユウヤの怒り声が入ってみんな黙る。


ユウヤ)「ユウトとユイカは勉強するんじゃなかったのか?受験生。」

ユイカ)「うそッそんな時間」

ユウト)「やばいぞユイカ。三十分もたってる。」

ユイカ)「なんでどっちも起きなかった?」

ユウト)「…昨日誰かと誰かのスマホを投げたような気もしたが気のせいだよな?」


ウソでしょ…

ふと床を見るとバキバキに割れた私とユウトのスマホがあった。


ユイカ、ユウト)「「ユ~ル~カ~?」」

ユルカ)「ご…ごめんなさ~い」


そう涙目で言うユルカ。…


ユウト)「…過ぎたものはしょうがないな。」

ユイカ)「そうだものここで叱ったってスマホは治らない。」

ユルカ)「許してくれ…」

ユイカ、ユウト)「「るわけないでしょう(だろう)が‼」」

ユルカ)「どうしたら許してくれるでしょうか?」

ユイカ、ユウト)「「新しいの最新型を買ってくれたら許す。」」


さすが双子。気が合うね。の意味でハイタッチ。

そういうとユルカは冷や汗だらだら流して

ユルカ)「ユウナ様、ユウヤ様、ユルヤ様お金たまりだし次第お返しいたしますので、貸していただけません?」


そうユルカが言うと、ユウナとユルヤからだんだんと冷や汗が出てきた気がした。

はい!約束の霧雨家の話!

「ありがとぉ」

ちなみにソラとは冒頭で言った通りあいつです。あいつってABCDEFの次じゃないですか。

音楽一家の霧雨家だと全員知っているんですがFの次の文字って音階の〝ソ〟に値するんです。

Fの次の文字(G)っていうの嫌なので、ソって呼ばれることになって、『ドレミの歌』で

『ソは青い空』っていうところがあるのでいつの間にかそこの空でソラって呼ばれてます。

「で。なんでスマホ壊れてんの?」

流れ的に壊れたから?

「流れ的に?」

今作は下書きなしなのでガチで流れとともに翆雨が気ままに書きます。ですのでスマホは壊す気なかったです。あとティッシュ二枚でゴ〇ブリをグシャッとする人に出会ったことがあるから書いています。

「ほんとにいるの⁉あ。ブクマ、コメよろしく!」

今作兄弟多いので、後書きの下に名前、年齢、学年を書いときます。順番は生まれた順です。あと、全員双子。


長女・ユウナ 17 高二

長男・ユウヤ 17 高二

次男・ユルヤ 16 高一

次女・ユルカ 16 高一

三男・ユウト 15 中三

三女・ユイカ 15 中三

四女・ユウカ 14 中二

四男・ユウタ 14 中二

五女・ユイリ 13 中二

五男・ユウリ 13 中二

六女・ユルネ 12 小六

六男・ユルト 12 小六

七女・??? 6 年長

七男・??? 6 年長

八女・??? 5 年中

八男・??? 5 年中

(七女から八男は幼稚園生なため両親と別で暮らしています。七女、七男が小学生になり次第登場です。)

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