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番外編~第八話~:美水すもも軍曹の野望その②

個人的に一番好きなキャラクターがすももです。


だって、ストーリーをどうするかとかあまり気にせず自由に暴走させられるキャラですから(笑)


ではでは、番外編どうぞ~

十一時。



 ボブが理不尽に命を刈り取られてから二時間が経過した。

 

「ふんふんふ~ん♪」


 すももは鼻歌なぞ口ずさみながら、ピアノを弾いている。


 「よし、ではここで私の得意な曲をご披露をば」


 言って、すももは目を閉じる。


 どうやら集中力を高めているらしい。


 ポロロン。


 という弦の音が部屋に響いた。


 そして、すももは歌い出す。


 「おおーきなのっぽのおじいさん、の完全はーんざいー」


 中々野望に満ち溢れたご老人だな。


 「百年いつも研ぎ続けた、ご自慢の相棒さー」


 人間にしては長生きなご老人だ。


 「おじいさんの休みの朝に、やってきた女さー」


 なんだか、ボブの件を思い出させるような、そんな不吉な予感がするな。


 「今はもう動かない、その女ー」


 おじいさんは一体女に何をしたのだ!?


 「百年休まずに、グサグサグサグサ」


 百年も!?


 その女はおじいさんに何をしたんだ!!


 相当恨まれているぞ!


 「おばあさんと一緒に、グサグサグサグサ」


 夫婦で共犯!?


 「今はもう動かない、その女ー」


 本当にどんな恨みを!?


 「秘密を知ってる女だ、おじいさんの秘密ー」


 秘密?


 「綺麗な女がやってきた、その日も見ていたー」


 第三者視点?


 「あくどいことも悲しいことも、みな知ってるおばあさんー」


 まさか主犯はおばあさん?


 「今はもう動かない、浮気相手ー」


 若い女はおじいさんの浮気相手だったのか!?


 「あんなこともこんなことも、みな知ってるおばあさんー」


 おばあさん、怖い。


 「今はもう動かない、浮気相手ー」


 おばあさんの嫉妬はすでに狂気の彼方へと達しているのだな。


 「真夜中ににたりと笑う、おばあさんの笑顔ー」


 ホラーだ。


 「お別れの時が来たのさ、自分で悟ったのさー」


 逃げろ、おじいさん!!


 「天国に昇るおじいさん、欲望ともお別れー」


 遅かったか!!


 「今はもう動かない、その老体ー」


 おじいーさーん!!!


 「百年休まずに、グサグサグサグサ」


 もう許してあげてくれ!!


 「おじいさんをその手で、グサグサグサグサ」


 もう、おじいさんのライフはゼロだ!!


 「今はもう動かない、その老体ー」


 もう、やだ。


 「今はもう動かないー・・・・・・その老体ー」


 ・・・・・・・・・。

 



 「はあー、暇だなぁー。というわけでもう一曲をば!」


 そんなことはさせない。


 ボブやおじいさんのような悲劇を二度と起こさせるものか!


 「すもも」


 「なにー?」


 すごく良い笑顔で私を見るすもも。


 完敗だ。


 「私の人型を見せるから、これ以上の悲劇を起こすのだけはやめてくれ!」


 「見せてくれるの!? やたーっ!」


 幻想種最強の私には怖いものなど今までなかった。


 

 だが、ここ数日で怖いものが出来てしまった。


 一つ。


 虎之助が竜也の親友であるという揺るぎない事実。


 二つ。


 マリアの趣味。


 三つ。


 きぬの毒舌(対男用最終決戦兵器)


 四つ。


 すももという存在。




 「もう許してくれ、すもも。私が悪かった・・・」

 


さて、水樹奈々さんのライブに備えて、ライブDVDでも見ておくかな。


まあ、今回もライブには行けないですけど・・・。


やっぱり・・・・・・・・。


いいもん、悲しくなんかないもん・・・。


嘘です。すこぶる悲しいです。


ああ、私事ですいません。


ご意見、ご感想などがあれば是非~。


それでは本日はこの辺で!!

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