第十六話:俺と彼女の距離十メートル。この体験・・・プライスレス。
フリートークのコーナー!!
キャラ設定などを一度、どこかでまとめて出した方がいいのでしょうか?
うーん・・・
あ、本編をどうぞ!
「あ~熱い~!」
「そうね。こんなに熱いなんて・・・」
二人でこのジャングルに放り込まれて一週間。
食い物は木の実がたくさん生っていたおかげでなんとかなった。
しかし・・・。
「あのー、柊さん」
「いや! 近づかないで!」
これだよ。
ここにきて二日目から柊さんは何故か俺を警戒しているようだ。
そこまで嫌われていたなんて・・・。
それにしてもこの距離はなんとかならないものかな?
「俺のことが嫌いなのはよーくわかりました。でも、その、なんと言うかもうちょっと距離を縮めてもらえませんか? こんな危険極まりないところでそんなに離れていたら、なにかあったときにお互いに対処できないですし・・・」
俺と柊さんとの距離は十メートル近く離れていた。
柊さんは俺の十メートル後ろをこそこそと歩いている。
「べ、別に藤堂くんのことを嫌ってるわけじゃないの・・・」
「え? そうなんですか?」
そいつは意外だ。
俺はてっきり柊さんに五十嵐並みに嫌われているのかと思っていた。
「だったらどうして・・・」
「臭うの・・・」
「臭う?」
「うん。一週間もお風呂に入ってなかったからとっても臭うの・・・」
「そんなこと俺は別に気にしませんよ」
「わ、私が気にするの!」
すごい剣幕で怒られた。
そんなに気にすることかな?
「ん?」
そんなとき奥の方からかすかだが水の流れる音が聞こえてきた。
「柊さん! この音聞こえますか!?」
「音? ううん、聞こえないけどどうかしたの?」
「水ですよ! 水! 水の音が奥の方から聞こえて・・・」
水の音が聞こえてくる方へと指を指す俺に、
「水!?」
言って柊さんはものすごい勢いで走り去っていった。
「柊さん!?」
「藤堂くんはついてこないでー!」
そんなこと言われましてもこんなところで一人になっちゃ危ないですよ。
つーか、一人にしないでー!
心細いからホントに!
ご意見、ご感想などがあればお待ちしております~!
ではでは~!!