肆話
入学から三週間、クラスの雰囲気にもなじめつつあったころあることを担任から告げられた。そう、模擬試合である。この学園は武器の所持が許されているためそして異能力者の育成も兼ねているのでこうゆう試合はよくあるそうだ。当然、クラスの全員がそのことを聞いてやる気に満ち溢れていた。ただし、俺とルーベと他数名は「へー」としか思ってなかった。そして、翌日その日がやってきた……
「全クラス、集合できたのでこれより模擬試合を開始する。試合での相手はそれぞれ別クラスの同じ出席番号の者と対戦してもらう。それでは、一番から順にグラウンドへ。」
この試合では、殺傷能力のあるものは使用できない。なので銃や弓は非殺傷なもの、刀や剣は模擬刀などを使うことが命じられている。ちなみに異能力の使用は許可されている。そして、俺の番が近づいてき俺の番号が呼ばれるとグラウンドに入った。相手も入ると、周りにシールドが展開され、外部に飛び散らないようになった。
「さて、始めますか 俺の相手は…1/3のリーベルト・ライブか……ちゃっちゃと終わらせよう……」
「ほぉ、俺の相手は、1/2のツカサとかいうやつか しかも、異種族とまで来た どれだけ実力差があるかは知らねぇが潰してやるよ」
「よし、早めに終わらせよう 関わると面倒なタイプだから!」
そして、合図とともに試合が開始された。リーベルトは炎を手に出してそれをこちらに高速に飛ばしてきた。俺は一切動くことは無かった。
「へっ! 避けずにいるのか! そのまま俺の勝ちだぁ!」
「くだらん……」
炎が俺のところに近づき、一気に爆発した。誰もが、俺の負けだと確信したその時に……
「ハハハハハ! 俺の勝ち……だ…… お、お前、なんでだよ……」
「言ったろ、くだらんって 威力も弱いし、模擬刀でも十分受け止められたよ」
その一言にリーベルトはおろか、周りにいた全員が驚いていた。何故ならこのリーベルトは学生内では誰も勝つことができなかったトップクラスの異能力者であったのだ。それを俺は知らずに言ったことでこのようなことになった。
「ふざけるな! 俺の攻撃の威力が低いだと! 確かに、威力は下げているが耐えれるようなものじゃない! お前何もんだ!」
「ただの異能力者だよ さっさと終わらせよう こっちも模擬刀なら使うから」
「なめやがって!」
リーベルトが連続攻撃を行ったが俺は模擬刀で軽くいなし最小限の動きで真正面から突き進んだ。焦ったリーベルトは攻撃スピードを上げるものの攻撃をいなし続けリーベルトの目の前まで近づいた。
「これでお終いね」
「はぁ?」
俺は、ニコッと笑うと一発腹に蹴りを入れリーベルトはシールドに打ち付け倒れてしまった。
(やべ、やり過ぎた……生きてるかな……)
試合は終了しシールドは解除された。先生たちはすぐにリーベルトに駆け寄り、応急手当をした。意外にも、丈夫なのかすぐに立ち上がって俺の方に叫んできた。
「貴様! 貴様は俺が必ず……」 バタッ
リーベルトは気絶し、医務室にへと運ばれた。俺は模擬刀を鞘にしまい、終わった人たちの並ぶ列にへと入った。
「き、君凄いね あのリーベルト・ライブをいとも簡単に倒すなんて」
隣に座っていた人物が話しかけてきた。
「大したことなかったし、ただ単にあっさり行けただけ」
「そんなこと言えるんだ……逆に怖いよ でも、実力は凄いよ」
「毎日修行すれば誰にだって出来る」
「そうなんだ、努力のおかげか いいね」
「ところで名前知らないんだけど」
「あぁ、急に話しかけたしね 1/3のハルバード・エインリッヒ よろしく」




