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拾肆話

 数日後、俺らは普段通りの学園生活を送っていた。特に変わったこともなく、気楽に読書もできるほどだ。ただし……


「はぁ⁈ あんた何様のつもりだてめぇ‼」

「へっ! 自業自得でしょ~おばあちゃん」

「何ぉー⁈」


 最近、ルージュと陽菜はいっつもいがみ合っていた。というか、出会った時からずっとこんな感じだった。相変わらず何も変わる感じはなく、犬猿の仲といったところだろう。

 放課後、俺らは闘技会館にへと向かった。実は数日前、ルーベの元に果たし状と書かれた封筒が教室の机に入っていた。その相手は、意外にもフェルメリアだった。

 闘技会館にて、俺らを含め多くの人が押し寄せていた。そして、数分後ステージ内に二人の姿が現れた。


「まさか、来ていただけるとは光栄です」

「そんなことはどうでもいい 何故呼び出した」

「あなたの模擬試合見させていただ時に興味がありましたもので」

「それだけか?」

「はい」

「……」


 審判の鐘の合図によって試合が始まった。先に仕掛けたのは、フェルメリアだった。剣を縦に振りかぶって一気に真下にへと振りかざした。それをルーベはすぐに回避し腰にかけていた拳銃を取り出し数発フェルメリアに向けて撃った。しかし、フェルメリアもそれを回避し二人は距離を取った。


「Glock17ですか、いいですよね バランスのいい銃ですよ」

「分かるのか、だけどそんなことは関係ない 倒せば終わる」

「そうですね ですけど、終わりにはしませんよ」


 そう言うと、フェルメリアはすぐさまルーベに近づき今度は右に向かって剣を振った。その時、ルーベは驚きの行動をした。それは、見ていた全員も驚きを隠せなかった。ルーベは、右に振られた剣をあえて同じ方向に合わせて右に体をひねり避け、フェルメリアが剣を止めたときにその剣の上に立った。そして、ルーベはすぐにフェルメリアの頭にへと銃口を向けた。


「終わりだ、トリガーを引いたらお前の頭に風穴が開くからな」

「そうだね、でも君は僕の剣の上に乗ってるし、それにこの剣だけだと思ってるようで……」

「なにを言って……うわ!」


 フェルメリアは剣を離し、左手で腰に掛けていたダガーを取り出し一気に距離を詰めた。ルーベは、拳銃を顔の前に近づけて撃った。だけど、全弾かわされルーベは、姿勢を崩しながらではあったが何とか着地することはできた。しかし、フェルメリアは隙を与えず攻めに行った。


「これで終わりです‼」

「チッ‼」


 次の瞬間、ルーベは持っていた拳銃を投げ捨て、右腰からもう一丁の拳銃を取り出した。そしてそれをフェルメリアの持っているダガーに向けて撃った。そのダガーに当たった瞬間弾き飛ばされた。


「しまった!」

「もらった‼」


 フェルメリアは、近くに落ちていた剣を拾いすぐに攻撃に入ろうとしたがルーベは、タックルしフェルメリアを地面に倒した。そして、すぐに顔の額に銃口を突き付けた。


「はぁはぁ……もういいだろう」

「そうですね 私の負けです……」


 審判によって、終了の鐘が鳴らされ試合は終わりを告げた。その後、控室にて二人があっていた。


「お疲れ様でした 完敗ですよ  流石ですね」

「そんなこと言っても何も出ないぞ それで、なんで俺にこんなこと仕向けた」

「ただの興味本位ですよ ただのね……」

「そうか……なら俺は帰らせてもらうよ 今日はどうも」

「いえ、こちらこそ」


 そう言い、ルーベは控室を後にした。その後、俺とルーベ、ルージュとで夕食を行った。


「今日の凄かったわね ずっとひやひやしてたわよ」

「うんうん でも、とっさによく対処できたよな  それに、最後の方に使った拳銃、結構威力高めのやつじゃないとあんなとこにはならないけど何使ったの?」

「ん? あれか? デザートイーグルだよ 50AEの」

「デザートイーグル? なんか聞いたことはあるような」

「オートマチックピストルの中では最も高威力のやつだ 流石に片手で打った時は痺れたよ」

「あれを片手で撃てる度胸と判断がすごいよ」

「まぁとっさだったからな」

(あいつ、違和感しかない奴だったな なぜだ……)


 海岸沿い……

「はい、こちらは問題ありません 現状ではありますが能力の理解はいただけたかと」

「ああ、こちらとしても助かるよ それと、能力を使わなかったそうじゃないか」

「えぇ、使ったら相手があの世行きですから それじゃこれで」

「うむ」

(本当はただ純粋にやりたかっただけなんですがね……さて、今後どちらに転ぶかな)

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