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拾参話

 翌日、俺はネットニュースを見つつ登校してた。今までは、軽くタイトルを見て終わっていたが最近では、気になるのは読むようになった。インフィニティが関連していそうな事件や研究的なのがあれば逐一見ているが目ぼしい情報はやはり無い。


(やっぱり、見つかるわけないよな…… ん?これは……)


 俺が見つけたのは、路地裏で数名が何者かによって殺害されているという記事だった。被害者は全員、身元不明、それを確認できるものが一切なくここ最近、数件同じような事件が発生しているという記事だった。さらに、その死亡理由が、一種の薬物投与によるものだと書かれていた。


(薬物が……もしかしたら、研究で何かウイルス的なものを製造しているのか……よくわかんねぇや)


 学園に到着し、教室に入ると俺の机の中にはある封筒が入っていた。その中身には一言、『今日の放課後、剣道場にて話したい』とだけ。

 

 昼休み……


 俺は、二人といつものように食堂に向かい昼食を食べに行っていた。三人が渡り廊下を歩いていると、後ろから猛スピードで走ってくるような音が聞こえた。俺らが振り向いた瞬間、誰かが俺に向かって飛びついてきた。俺は、その勢いで倒れ、その人を見ると陽菜であった。陽菜は、俺から離れようとせずずっと抱き着いており、離そうにも力が強く離れなかった。


「なぁに抱き着いてんのよ‼ 離れなさいよ‼」

「いやだ! お姉ちゃんから離れない!」

「痛い痛い! ちょ! 見てないで助けてな!」

「いや、周り見てみろよ……」


 三人が、辺りを見渡すよ全員が俺らの方向に視線を寄せ集めていた。恥ずかしくなったのか、ルージュと陽菜は離れ、二人は速足で食堂にへと向かった。そして、俺らは取り残されていた。


 食堂……


 四人で、テーブルを囲いそれぞれが食事をしていた。しかし、あまり、いい雰囲気ではなかった。


「なんで、あんたがここで食べてるのよ」

「いいじゃん~ 別に減るもんじゃないでしょ」

「いちいち腹立つわねぇ!」

「まぁまぁ、落ち着いて」

「それに、なんでツカサくんをお姉ちゃんなんて呼ぶの」

「お姉ちゃんはお姉ちゃんだもん そう呼んでも、なんら問題ないじゃない」

「生意気なぁ!」

「はぁ…… どうして、こうなったんだ……」

「9割方、お前が原因だな」

「最悪だ……」


 その後も、昼休み中ずっと、二人はいがみ合っていた。止めようと割って入ろうとしたが、二人から『うっさい!黙ってろ!』と言われる羽目になった。

 そして、放課後、俺は手紙の通り剣道場に向かった。しかし、誰もおらず辺りを探していると後ろから何かを突き付けられた。


「振り向くな」


 声は、男性の声だったが聴いたことのない声だった。俺は、言われた通り振り向かずじっとした。


「おまえ、組織について探りまわっているのか」

「さぁ?いったい何のことやら、人違いじゃないか?」

「その返し方は、知ってるようだな」

「だから知らないって」

「いや、お前は探りまわっているな そうゆう返し方をする奴は大体知ってる奴が言うテンプレセリフだからな」

「いや漫画とかはそうやけどな」

「まぁいい、組織には関わるな 俺らは、この島にいる限りお前ら全員を見張っているぞ」


 そう言うと、突きつけられていたものは離れすぐさま後ろを見ると誰もおらず夕暮れ時になっていた。

 寮に帰り、俺はルーベにそのことを話すと組織ごと潰せば関わっていないも同然だろと言われた。何言ってんだ、的な顔になったがそのあとはいつも通り風呂に入り、寝た。

 その頃、一階の広場でルージュと陽菜が出会ってしまっていた。


「なによ!別にわたしが一緒にいてなにが悪いのよ!」

「お姉ちゃんは私だけのお姉ちゃんだから嫌なの! だから会わないでよね」

「なぁにおぉ!」

「へッ、短気なのも直した方がいいじゃないかな~”おばあちゃん”」

「誰がおばあちゃんやぁ‼」

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