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拾弐話

 あの日から二週間ほど経過し、今のところは特に何もない状況ではあるが少し不安でもあった。組織に何かあるんじゃないかと不安に感じた。しかし、自分にもこの学園で学ぶことが優先もされるしなにしろ普通に楽しみたかった…… さらば、平穏な学園生活……

 そして放課後、森林公園にて俺はある人に出会った。


「初めまして、私は名城弥さんの連絡役として使わされました柊 薫と申します」

「柊さんですか よろしくお願いします ところで、今日はどうして?」

「姫川様、から今夜来てほしいとの伝言を承りましたのでお伝えに」

「佐奈が……分かった、場所はあそこでいいのかな」

「はい、問題ありません それと、もう1つ姫川様がお会いさせたい方がいるとも」

「会わせたい、なるほど」

「それではよろしくお願いいたします」


 そう言うと、柊さんは姿を消した。俺は、寮に帰り深夜になったころにこっそり部屋を出た。


「おい」

「ヒィー!」


 俺が振り向くと、後ろにはルーベが立っており何故起きてるのかわからない上によく見たら私服に着替えていた。


「なんで、起きてるんだよ 寝たんじゃ」

「目的は一緒だろ ほら行くぞ」

「えぇ?」


 俺らは、カフェの裏手から建物に入り地下室にへと向かった。地下室に入ると、佐奈が待っており柊さんも一緒にいた。


「お待ちしておりました こちらへ」


 畳の部屋……


「どうしてここにいんだよ」

「こいつらと事情は一緒だよ」

「一緒って、言われてもな……」

「わたくしから、ご説明いたします ルーベ・シャーマイドさんは私たちと同じこの組織の構成員の一人です しかし、ほかの方とは違って主様やわたくしたちが助けた方ではないのです」

「俺は、お前の親父さんに拾われたんだ」

「師範に?」

「拾われたっていうよりかは、預けられた 本来の俺の親父に」

「ルーベさんは、主様の師範様、名城弥和哉様に預けられ誰にも知られないようにひっそり山奥で過ごしてなさいました」

「でも、なんで俺たちと生活しなかったんだ?」

「それは、ルーベさん自身の異能力が関係しています そして、それがインフィニティの一番の手がかりではないかと踏んでいます」

「ルーベが、インフィニティと何らかの関係がある……あんまり信じたくはないな それと生活を俺らとも送らなかったのも大体想像つくよ」

「わたくしとて、信じたくはございません しかし、想定ではあるとはいえ可能性があるので協力し一刻も早く終わらせないと」

「はぁ…… そうだよな~ ところで、会わせたい人って言うのは? 流石にルーベではないと思うけど」

「今お呼びします」


 そう言うと、横にいた柊さんが一旦退室をしその数分後にある女性を連れてきた。見た目的には俺らに近い感じではあった。


「主様には以前軽く話したと思いますが、組織に関係がある女の子を以前助けたと話しましたが彼女がその子です 名前は、成美 陽菜です」

「確かその名前って」

「1/1の生徒だった気がするな」

「お二人のおっしゃる通り、陽菜はゼロアカデミーの1/1の生徒そして在籍しています 理由としては彼女自身が行きたいと」

 

 その、女の子成美陽菜は出会って早々に俺たちのにおいをかぎ始め、終えると一歩下がりニコッと笑顔になった。


「二人から、敵のにおいしなかった! お話してもいい?」

「あの、一体全体どうゆうこと?これは」

「彼女は、においで敵か味方かを判断しているようで彼女自身がわかるにおいで判別しているみたいです 犬の嗅覚のようなものだと思います」

「ねぇねぇ!いい?」

「いいですよ」

「わ~い‼ ねぇねぇ、お兄さんたちは……ん? 片っぽ、お姉ちゃんだよね?」

「流石にわかるよな、そうだよ 俺は女だよ」

「わ~い‼ 二人共大好き~‼」

 

 陽菜は飛びついてき、俺らは地面にへと倒れ込んだ。さすがに、無邪気というか自由というか元気なのはよくわかった。


「実は、彼女記憶喪失なんです」

「え! 記憶喪失って……」

「私共と出会う以前までの記憶が無く、名前すらわからなかったのでわたくしの方で付けさせてもらって それに、人工的な異種族でもあるようです」

「人工的な異種族…… 人為的に異種族を作り出して、強力な力を得ようとしたのか」

「おそらくは」

「なるほどな それにしてもそろそろ離してくれないか さすがにキツイ」

「同じく……」

「やーだ♬」

「「えぇー‼」」

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