第五の街へと
「往復マラソン疲れた……」
「これからは定期的にしなければなりませんわね……」
二人は一日半かけて冒険者ギルドのランクをCまで上げた。今はカフェの個室で作戦会議件休憩中である。そしてニャイアルは寝転がりながらステータス画面を開いた。
名前:ニャイアル
種族:猫又lv20→22 職業:疾風狙撃魔銃士lv13→15
HP:130 MP:430→460+10
筋力:9
頑丈:13
器用:10
敏捷:38+7 【種族ボーナス】
精神:39→42+4
知力:36→39+7 【種族ボーナス】
スキル:【魔銃ダメージ増加lv6→7】【チャージショットlv5→6】【ボムショットlv4→5】【ブリーズショットlv2】【精神強化lv4】【鑑定lv1】【消音lv2】【魔力探知lv3】【軽業lv2】【移動速度上昇lv3】【暗視lv1】【ウェポンチェンジ】
特殊スキル:【妖の陣・小】
SP:9
STP:0
装備:武器【白金のスナイパーライフル/電虎子のスナイパーライフル】頭【岩大鳥のフード】体【魔鉄糸の迷彩服】腕【岩大鳥の革手袋】脚【魔鉄糸の迷彩ズボン】靴【ボアの靴】アクセサリー【深緑のシュシュ】【革のポーチ】
名前:ウルル
種族:アクセルウルフlv10→12
HP:250 MP:150
筋力:30
頑丈:25
器用:6
敏捷:61→67+7 【種族ボーナス】
精神:15
知力:6
スキル:【危機察知lv3→4】【近接攻撃ダメージ増加lv4→5】【悪路走法lv1】【移動速度上昇lv3】【全力疾走lv1】【暗視lv1】
SP:13
STP:0
装備:武器【合金の獣刀】頭【無し】体【無し】足【無し】アクセサリー【ボアの首輪】
ついにウルルの敏捷値が七十台になった。同レベル帯の中でもトップを争うほどのスピードだろう。
「お金はどのくらい溜まった?」
「依頼だけなら五万G、途中で襲いかかってきたPKも含めるなら六万Gですわね」
「僕もそのくらい、夏休みも終わるし明日の配信中にボス倒さないとね」
「ですわね」
ニャイアルたちの所持金は合わせると八十万Gへと届いていた。これで晴翔から武器を買えるだろうとサヤも考える。
レベル的にも全員ボスへと挑戦出来る強さにはなっていたのだ。その日は疲れでニャイアルはログアウトし、配信に備える。
そして次の日になって配信は昼間から始まった。挨拶と配信頻度が減ると言うことを最初に伝えて、予め見つけておいたルートを辿る。
地割れエリアの奥は川エリアへとなっていた。常に近くには川が流れており、場合によっては足首くらいまである湖で戦うこともあった。
「魚来るよ」
「ガゥッ!」
ピラニアを大きくしたような敵、カニバフィッシュがよく襲い掛かってくるものの全てウルルの餌かニャイアルの射撃練習の的になる。
唯一ニャイアルの弾丸が当たりづらい敵でもあり、素早い上に噛まれると中々離れないため厄介な敵だった。
奥へと進んで行くと滝壺の中にボス前の休憩エリアがある。そこで戦うのはビーストキメラと言うフィールドボスなのだ。
回復薬類は前にニャイアルが手に入れた果実によってHPもMPも両方回復出来る物に加えて、麻痺薬などの用意もある。
「行くよ」
「えぇ、やりますわよ」
「グルルルル!!!」
いつもの画面が表示されて、YESを押してニャイアルたちは転送されるのだった。
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