VSプレイヤー
「あ、ステータス確認するの忘れてた」
「ならここでスキルの取得等をやってしまいましょうか」
名前:ニャイアル
種族:猫又lv2→3 職業:初級魔銃士lv3→5
HP:70 MP:110→140
筋力:9
頑丈:7
器用:10
敏捷:15→20+3 【種族ボーナス】
精神:13+1
知力:18→19+3 【種族ボーナス】
スキル:【魔銃ダメージ増加lv1→3】【チャージショットlv1】【精神強化lv1】【鑑定lv1】
SP:3
STP:0
装備:武器【初心者のスナイパーライフル】頭【無し】体【魔銃士の迷彩服】腕【無し】脚【初心者のズボン】靴【初心者の靴】アクセサリー【無し】【無し】
STPは全て割り振り、SPは魔銃ダメージ増加を、一レベル上げるのに三ポイント必要なのでニつ上げ、二ポイント消費して鑑定を取得した。
「これでオッケー」
「私の方も終わりましたわ」
道中の敵はある程度無視しながら、草原を進んで行く。ある程度進んだ頃、ニャイアルが何かに気付いた。
「後ろから何か近づいてきてる」
「……ニャイアルちゃんの耳の良さなら信用出来そうですわね」
二人はアイコンタクトを取り、後ろを振り返らないようにしながら前に進む。
「かなり近いし五秒後に振り向くよ」
「分かりましたわ」
小声で話しながらニャイアルはサバゲーで培った勘と聴力をフルに使いながら警戒する。
「……今!」
「《小火の祈り》」
エイムはほぼ付けていない。しかし後ろから来ていた敵の先制攻撃は防ぐことに成功した。
「チッ、不意打ちは失敗した!」
「プレイヤー? PKってやつ?」
「そうみたいですわ、こう言う場合は正当防衛になるそうなのでやってしまいましょうか」
敵は剣を構えたプレイヤーの三人組。装備は此方とほぼ変わらない。
「《スラッシュ》」
「あっぶないなぁ?!」
敏捷の高さで何とかローリングで距離を置き、切り掛かってきたプレイヤーの胴体を狙う。
「ぐふぉっ」
「範囲攻撃かよ?! ってか近距離まで迫られて動じない後衛って何だよ……」
「あっつ?!」
チャージが終わったサヤは襲いかかってきた二人組に向かって範囲攻撃を放ち、そこそこのダメージを与える。そしてその攻撃をモロに喰らってしまった哀れな犠牲者はニャイアルの射撃によって吹き飛んだ。
「サヤ、行ける?」
「この不届き者を倒すまでは終われませんわ」
「一旦逃げるぞ!」
二人に減らされたPKは散り散りに逃げるが、それをニャイアル達は許さなかった。
「面倒だけど……ね?」
「そうですわね、せめて最後まで戦って欲しかったですわ……」
ニャイアルのスナイパーライフルの射程外にそんな簡単に逃げられる訳も無く、背中を見せた二人はヘッドショットを決められてポリゴンの欠片となるのだった。
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