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新たなるトラブル

「えぇ、とは言ってもまだ表立って行動している訳ではありませんわ」


「何でそうなってるの?」


「先日のシルクロードさんとの配信ですわ、一部で私たちの強さを疑うコメントがありましたでしょう?」


「そーだったね」


「ほぼシルクロードさんの信者と私たちのアンチなのですが……それが今回過激になったっと言う事ですわ」


「うわぁ……」


「本当に申し訳ないですわ、ニャイアルちゃんをこんな事に巻き込んでしまうなんて」


「良いよ、襲ってくるなら返り討ちにすれば良いだけだし」


「ふふ、先ほど言った通りまだ時間はありますわ。暫くはいつも通り活動出来ますわよ」


「はーい」


ニャイアルは少し面倒そうな顔をしつつもそう言った。サヤもそれに安堵したのか息を吐く。一先ずはいつも通りのことをすることにしたのだ。


ニャイアルたちはボスを倒したので自由都市リーフの先の山頂をくり抜いて作られた街、山頂都市グルフと言う街に着いた。


街の雰囲気は煉瓦造りの建物が大量に建っていた。無数の煙突から煙が絶え間なく出て行く。鍛冶屋が観光名所になっているような街だった。


「職人の街? みたいな感じだね」


「プレイヤーも鍛治職の方が多いみたいですわね」


周りを見渡すと確かに戦闘よりも生産職らしき格好が多い。二人は持っている素材が使えないか辺りを歩く事にした。

 

最初に向かったのはプレイヤーの出店地帯だ。数は少ない。だが設備は少し豪華になっている。例えばその場で生産出来るようにしていたり、一人当たりのスペースが広い等だ。


「んー……近接武器ばっかだなぁ」


「私たちは軽装でなければ動き辛くなりますわね……」


ニャイアルたち向けの装備は無かったのだ。近接職用の装備がほとんどで惹かれる物は無かった。しかしウルルに付けられそうな物は見つかった。


「これ幾ら?」


「らーさせー、三千Gだよ」


「はーい」


三千Gを払い一つの腕輪を手に入れる。


「毎度ありー」


「ありがとうございますわ」


「ありがと」


岩大鳥の腕輪

防御力:8

効果:物理ダメージが3%減少。獣型のみ装備可。


ロックバードが模られた腕輪をウルルに装備してその場を後にする。前足の右に装備されたウルルは喜んだように走っていた。


「僕たちこれからどうする?」


「最低でも第四の街、出来れば第五の街まで行きますわ。第五の街まで行けば家が買えるようになりますので」


「りょーかい。砂漠は大変だろうなぁ……」


「頑張らないといけませんわね」


一旦の目標を立てて二人は動き始める。この後どうなるかはまだ分からない。

読んで頂きありがとうございます、ここ最近ちょっとリアルが大変になってきたので投稿時間が大幅にズレる可能性があります

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