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魔法剣士シルクロード

あの後はシルクロードのメイクによって可愛くなってニャイアルが大量に写真を撮られたり、細かい日時や取り決めをして一回一緒に狩りに行こうと言う流れになった。


日時は来週の月曜日、今は土曜日なのでとても近かった。ボス戦攻略になるのでシルクロードとの連携もある程度は出来るようにならないといけないのだ。


「シルクロードさんの職業は何でしょうか?」


「自分は魔法剣士です、文字通り魔法と剣の両方が使えるのですがどうしても器用貧乏になりがちで……」


「でも何か憧れるけどね」


「自分も憧れてやってみたら惨敗で……ニャイアルちゃんとサヤさんのプレイスタイルを見てこれだと思いました」


魔法剣士は近距離から中距離で戦うため、ニャイアルたちと相性は悪くないのだ。そんな会話をしながら外に出る。


外は沼地から山岳地帯へとなっていた。ゴツゴツとした岩肌で、大きな岩や鉱石の光が所々見える。敵は冒険者ギルドで見た鳥や、二メートルほどの大きさがある足で出来たゴーレムに灰色の岩のようなスライムが跳ねていた。


「おー、結構僕に有利なエリアだ」


「えぇ、ただ敵が全体的に硬そうですわね」


「スライムですらしっかり攻撃を当てないと一撃で倒れませんよ」


「ま、大丈夫だよ。多分」


そしてニャイアルたちは一体のゴーレムを標的にする。ゴーレムはまだ気づいていない、不意打ちが出来る状態だ。


「自分が体制を崩します、その隙にやってください」


「うん、分かった」


「お気をつけて」


「ワフッ!」


連携が目的のためウルルも召喚される。そしてシルクロードがゴーレムへと走った。


「《サンダーアロー》《マジックチャージスラッシュ》」


雷の矢が放たれ、その後に何かを込めるようにその場で止まる。雷の矢はゴーレムに当たり、行動を止める。


その数秒後に剣は振り下ろされる。その剣は青色のオーラを纏うことによって大剣のような見た目をしていた。


モロにその一撃を喰らったゴーレムは大きくよろめいた後に膝をついた。


「手足の付け根を狙ってください、そこが弱点です」


「《チャージショット》」


ニャイアルが狙うは右足の付け根だ、そして撃たれた魔弾は狙い通りに着弾する。シルクロードの攻撃である程度削れていたのかそれだけでポリゴンの欠片となった。


サヤとウルルはどうやらスピンバードの方に見つかってしまいそちらの処理に追われていた。スピンバードは空を飛んでいるので苦戦しているようだった。


「大丈夫?」


しかしニャイアルのやってあっという間に全て撃ち落とされる。


「私たちでは対空手段がありませんわ、中々大変ですわね」


「と言うことは僕が唯一の対空手段……?」


「そうなりますわね」


「是非ボス戦でも活躍して頂けたらと思います」


どうやら今回のボスはニャイアルにかかっているようだ、少しプレッシャーを感じながらもその日はシルクロードと狩りをして終わったのだった。

読んで頂きありがとうございます

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