準備
色々食べて満足したニャイアル達はその場を離れる前に一つ忘れていたことをする。
「とりあえず私たちのステータスを確認しておきましょうか」
「そーいや忘れてたね。ボス倒したしレベル上がったかな?」
二人は同時に開く、ウルルは復活しないと見れないようだ。
名前:ニャイアル
種族:猫又lv7→8 職業:狙撃魔銃士lv4→6
HP:120 MP:230→250
筋力:9
頑丈:10→12
器用:10
敏捷:21→23+4 【種族ボーナス】
精神:20→22+3
知力:24+4 【種族ボーナス】
スキル:【魔銃ダメージ増加lv4】【チャージショットlv3】【精神強化lv2→3】【鑑定lv1】【消音lv1】【魔力探知lv2】
SP:9
STP:0
装備:武器【白金のスナイパーライフル】頭【無し】体【魔銃士の迷彩服】腕【無し】脚【初心者のズボン】靴【ボアの靴】アクセサリー【深緑のシュシュ】【革のポーチ】
ニャイアルは一撃だけでも耐え切れるHPが欲しいので少し頑丈に割り振る。後は均等に振り分けた。サヤの方も終わったらしい。
「そう言えば、スキルが買える店があるらしいのですわ。先にそこに行きますか?」
「そんな店あるの? なら行くけど」
サヤは場所を思い出しながら移動する。少し歩くとそこには目当ての店があった。そこには素朴な布の服を着ている穏やかそうな老婆が出迎えてくれた。
「いらっしゃい」
「お邪魔しますわ」
「何かあるかな……」
ニャイアルは早速巻物になっているスキルを見る。しかしほとんどが彼女にとってあっても困るようなものばかりだった。
「うーん……」
「お客さんは狙撃魔銃士?」
「うん、そーだけど中々良いものが見つからなくてね」
「なら少々値は張るけどこれはどうですか?」
老婆が見せてくれたのはボムショットと言うスキルだった。Mはチャージショットよりも消費するが、爆発してそれなりのダメージで範囲攻撃が出来るとのことだった。
「いくら?」
「五万Gだねぇ」
「分かった」
ニャイアルは五万Gを払ってスキルの巻物を買って取得する。どうやら巻物を広げるだけで大丈夫のようだった。サヤの方も一つ選んだみたいだ。
「これを買いますわ」
「それは三万Gだねぇ」
「分かりましたわ」
サヤの方もGを払って取得する。そして何を取ったかニャイアルに言った。
「MP消費減少と言うスキルを取りましたわ」
「おー、サヤもMP消費結構激しいしね」
「えぇ、ボス戦の度にMPがギリギリになるので必要だと思いましたの」
二人はその店を後にし、目的である砂漠へと向かったのだった。
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