雑談配信
「Bランクまでもうすぐですね」
「結構面倒くさい……」
「ここさえ乗り切れば少し楽になりますわ、それともう直ぐ配信の時間なので頑張ってくださいね」
ニャイアルたちは無事、冒険者ギルドの依頼を達成し、休憩していた。二人は談笑やウルルにおやつをあげつつステータスを確認する。
名前:ニャイアル
種族:猫又lv30→31 職業:天賦ノ狙撃魔銃士lv6→7
HP:130 MP:590+10
筋力:9
頑丈:13
器用:10
敏捷:45+9 【種族ボーナス】
精神:54+5
知力:46→49+9 【種族ボーナス】
スキル:【魔銃ダメージ増加lv9】【チャージショットlv8】【ボムショットlv6】【ブリーズショットlv3】【煌撃lv2】【ダブルショットlv2】【状態異常耐性lv1】【精神強化lv5】【鑑定lv1】【消音lv2】【魔力探知lv3】【軽業lv3】【移動速度上昇lv3】【暗視lv1】【ウェポンチェンジ】
特殊スキル:【妖の陣・小】
SP:9→12
STP:0
装備:武器【火紅鉄のスナイパーライフル/PNT-005】頭【岩大鳥のフード】体【軍魔の制服】腕【岩大鳥の革手袋】脚【軍魔のスカート】靴【軍魔の靴】アクセサリー【身隠しのチョーカー】【黒蜘蛛のウェストポーチ】
名前:ウルル
種族:アクセルウルフlv20→21
HP:280 MP:150
筋力:40→41
頑丈:28
器用:6
敏捷:78→80+8 【種族ボーナス】
精神:15
知力:6
スキル:【危機察知lv6】【近接攻撃ダメージ増加lv7】【悪路走法lv1】【移動速度上昇lv3】【全力疾走lv3】【暗視lv1】
SP:15→18
STP:0
装備:武器【合金の獣刀】頭【無し】体【無し】足【無し】アクセサリー【王骨の笛】
ステータス画面を閉じるとサヤからアラームが鳴る、配信時間の五分前になったのだ。
「ん、時間だね」
「ならカフェの方へと行きましょうか」
「今日は雑談配信、だっけ? 初めてやるからよく分からないけど」
「えぇ、ニャイアルちゃんは基本的に受けの方向で大丈夫ですわ」
「う、うん?」
「ふふ、楽しみですわね」
ニャイアルが若干困惑したまま配信は始まり、挨拶が始まる。
名無しさん:始まった!
名無しさん:壁待機
名無しさん:サヤの手が不穏な動きを……
名無しさん:初雑談配信か
「こんにちは、ニャイアルだよ」
「サヤですわ、えいっ」
「ひゃあっ?!」
サヤはとてもいい笑みを浮かべながらニャイアルの脇腹を優しくつついた。案の定ビックリした声をあげて脇腹を手で覆った。
「ちょっサヤ!」
「あらあら申し訳ありませんわ、そこに可愛らしい脇腹があったのでつい……」
「理由になってないけど……」
「では初めて行きましょうか♡」
名無しさん:あ、話逸らした
名無しさん:ひゃあっ!いただきました
名無しさん:切り抜き作ってくる作った
名無しさん:切り抜き職人はやぁ……
名無しさん:《500円投げ銭しました!》
ニャイアルのジト目や投げ銭も飛び、配信の時間も過ぎる。
「最後にもう一度言いますが私たちは修学旅行がありますので配信はありませんわ」
「楽しんで来るから」
「早速質問が……修学旅行での二人の予定でしょうか? 私たちはずっと一緒ですわね」
「多分物理的にも距離はほぼ無いと思うよ……」
名無しさん:配信ないの残念だけど楽しんで来て
名無しさん:これはガチ百合
名無しさん:百合営業より百合ってて好き
名無しさん:この際に正式に付き合ってしまえ
名無しさん:今にも抱きつきそうで草
「ゆ、百合ってそんな」
「私は大丈夫ですわよ? 今直ぐにでも」
「何が大丈夫なのか僕には分からないよ……」
「無意識の受け、ですわ……」
「何か言った?」
「いえ、何でもありませんわ」
過去から同時接続数もどんどん増えてゆき、今回の配信も大盛り上がりで終わったのだった。
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