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⑦あとがき



 エッセイ「デグーについて PartⅡ」をお読みいただき、誠にありがとうございました。



 自分の浅はかな行動をフォローするために書き始めた今作ですが、ありがたいことにアクセスや感想などたくさんいただき、嬉しく思っております。


 読んでくださったのは、デグーに興味がある方、動物が好きな方、動物エッセイが好きな方、単にエッセイが好きな方……などなど様々でしょうが、少なくとも私が伝えたいことは全部書けたかと思っています。


 これで、短編・連載に触れてなお安易にデグーを衝動飼いしようとする方は出ないでしょうし、ひとまずは安心です。



 さて、ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

 改めまして感謝申し上げます。


 デグーという完全草食性の齧歯類(ネズミ)ですが、まだまだ大衆には知られていないマイナーな動物のように思います。


 そもそも愛玩動物/ペットというものは、人間が世話をしなければ生きていけないという不自然極まりない環境にいる生物です。

 なので、本当に動物が好きな方の中には逆に「愛玩動物(ペット)」を毛嫌いしたり、愛玩動物(ペット)という言葉を使わないよう避ける方もいらっしゃいます。


 ですが、私としては現実に愛玩動物(ペット)という分類の動物たちが存在していることを受け止め、それ自体は大切にしたいと考えています。


 だって、焦ってそれを排除しようとしたり、その文化を無くそうとすれば、必ず不幸な運命を辿る命が出てしまうことは想像に難くないから。

 功を焦れば無責任な人たちは簡単にそれらを捨てたり、廃棄したり、そういうことをしかねないでしょう。


 だから、反対派の人たちにも焦らず徐々に適切な形で、望む未来へと進んでほしいなぁと思います。


 実際、一部のペットは急激な規制によって、無残な末路を辿りました。

 反対に、一部のペットは適切な締め付けによって、無闇矢鱈と輸入される形から徐々に徐々に解放され、今では国内繁殖の個体だけが扱われています。


 まあ、そうして良くなったかと思えばまた新しい生物が取り扱われたり、無知な金持ちがステータスとやらのために環境も整えず仕入れたりする事態が今もまだ無くなってはいないわけですが。

 人類が本当のモラルを手に入れるのは、まだまだずっと先になる……か、もしくは永遠に来ないのかもしれませんね(笑)



 かくいうデグーとて、そんなペットのうちの一つです。


 私がこれまで飼育してきたペットのほとんどは外国から輸入されたか、その子孫であり外来種の括りに入るものばかりでした。

 時代の流れ、文化、人類の発展には付き物……と正当化するのもどうかと思いますが、実際に多くの命を自らの籠の中で世話してきた身としては、耳の痛い話。


 だからといって反省するとか、やめるとか、反対運動に参加することで罪を償う……みたいな話も違いますよね。

 愛玩動物の文化自体は別に悪でも罪でもないと思います。だって、そうして人間と共存してきた犬のような動物もいるわけですし。


 一部の犬種に、狼だった頃には存在しなかった病気や疾患があるのは、ある意味人間のせいとも言えるでしょう。犬は被害者かもしれません。

 でも、狼であり続けたら決して手に入らなかった安息や幸福だって、きっとあるんじゃないかと私は思います。


 大事なのは、人間の都合で過度な品種改良や、無責任な扱い・飼育放棄などが行われないようにすることで、ペットの文化自体は今すぐに消し去らなければいけないようなものではないでしょう。


 だから「外来種は全て排除すべき」なんて極論で、目の前にある命を奪うことだけはやめてほしいなと願います。

 そして、在来/外来種に関係無く、家族(ペット)として迎えた命には責任を持ち、でき得る限り幸せにしてあげてほしいと思います。




 ……なーんて堅苦しくて偉そうなことも言ってみましたが、結局私がペットを飼う理由は「可愛いから」「癒されるから」「満たされるから」というありきたりなものだったりするんですけどねー(台無し)


 私は根っからの動物好き。

 愛玩動物という文化もひっくるめて、あらゆる動物が大好きな人間です。


 引かれると思いますが、正直Gや蚊のような害虫ですら殺したくないし、そもそもそれらを害虫と思っていない偽善者の部類の者なので(笑)


 たぶん共感されることは非常に少ない稀少人類だとは思いますが……そんな人間(わたし)が辿り着いた究極のペットこそデグーなのです!(唐突)


 まあ、それで結局何が言いたいかというと、やっぱりデグーは最高だぜ!ということでして。マイナーながら、国内繁殖も盛んで、海外とのトレードもかなり多いようで、まだまだ拡大する可能性は充分にあるペットでしょう。


 元は野生動物ですが、今や飼育方法や様々な問題点・解決法もかなり確立されていますから、興味のある方は是非調べてみてください。

 何度も繰り返しますが、決して衝動飼いや安易な飼育・繁殖はしないでくださいね?



 そんな愛すべき隣人……もとい隣ネズミ、デグー。

 その紹介エッセイでした。


 ここまでお読みいただきありがとうございました。

 デグー大好き作者の、海でぐーがお送りいたしました。


 それでは、またの機会に。

 皆さんに幸あれ~♪




デグーに関して気になること、聞いてみたいことなどあれば、感想欄やメッセージで気軽にどうぞ。


とはいっても、大抵のことは専門書やネットで分かるんですけどねw

それでも実際の飼育に関することなら力になれると思います。


ではでは、皆様お元気で~♪


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