表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

終の段

〜パワハラ裁判所にて〜

パワハラ裁判長

「旦那さん、最後のあなたの発言はこの先に『つべこべ言わずにまずはやりなさい』という有無を言わせぬ強い言葉が続くことを予感させ、番頭さんに不当なプレッシャーを与えてしまいます


よって旦那さんの発言をパワハラと認定し、旦那さんに反省文 400字詰原稿用紙3枚分以上の提出を命ずるものとする」


そして裁判長はさらに続ける


「なお番頭さん、あなたの『今後は・・止めにしましょうや』の発言、もちろん意見の具申は正当な行為であり、組織にとって歓迎すべき行為です

しかしどうして割に合わなかったのかを分かりやすく報告し、本当に『今後手を出すのを中止する』以外選択肢はないのか、『戦略・戦術を見直した上で再度挑戦する』手立てが検討出来ないか、旦那さんたちと話し合う姿勢も持ってください

旦那さんはあなたを信頼し、組織内における地位と権限、裁量を付与してくれています

それによってともすればあなたの方が旦那さんより優越的立場にある場面も散見されるのではないでしょうか?

もしもそれをいい事に例え言葉丁寧にであれ旦那さんに高圧的な態度をとったなら、それは『逆パワハラ』と認定され今度はあなたが反省文を書くことになります

くれぐれも気を付けてください」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ