コント漫才:ナンパの練習
二人「はいどうもー」
ボケ「いや~夏も真っ盛りなんでね、海にでも行きたいと思ってるんですけども」
ツッコミ「今もうだいぶ冷え込んでますけどね。なんで夏用のネタ放り込んできたのか分かりませんけど」
ボケ「えぇ(相槌)」
ツッコミ「海行って何するの」
ボケ「そりゃやっぱかわいい子捕まえたいでしょうよ~」
ツッコミ「ああそうなの?でも君初対面の女の子に声かけられるの?」
ボケ「そう、それがちょっと心配だからさ、練習付き合ってくれない?」
ツッコミ「ナンパの練習を?うん」
ボケ「今日超暑いよね~!超海だよね~!マジいい男いないかな~!(裏声)」
ツッコミ「え、まって女子? ナンパされる方やってんの?」
ボケ「マジ卍なんだけど~(裏声)」
ツッコミ「いやマジ卍じゃなくて。え?ナンパしたいんだよね?」
ボケ「ナンパしたい…」
ツッコミ「したいんだよね?いや急に女子の役やるからさ。びっくりしたー。ちゃんとやって」
ボケ「はい。」
ボケ「ねえそこの君かわいいねー!」
ツッコミ「え?ああ、どうも(苦笑い)」
ボケ「よかったら僕とビーチバレーしない?」
ツッコミ「え~どうしようかなぁ~」
ボケ「お!スタイルもめっちゃ良いね~!」
ツッコミ「えぇ?そ、そぉ?(嬉しそうに)」
ボケ「良い良い!ほんと絵にかいたようなボン、キュ、ボン……キュ、ボン」
ツッコミ「多い多いよ」
ボケ「え?」
ツッコミ「キュとボンが多いよ。なんだよボン、キュ、ボン、キュ、ボンって。怖えーよなんだよその体型。ファンタか」
ボケ「う~~~ん?(首をかしげる)」
ツッコミ「なんで分かんねーんだよ。もういいからちゃんとナンパして」
ボケ「ブフッ ”ちゃんとナンパして”ってなんだよ(笑)」
ツッコミ「うるせーわお前のためにやってんだよ早くやれ」
ボケ「はい」
ボケ「いや~君みたいな綺麗な子とビーチバレーしたいなーって思って」
ツッコミ「えぇ?うーん、じゃあちょっとだけなら…」
ボケ「じゃあいくよー!えい!(ボールを投げる動作)」
ツッコミ「ん~、…えい!(投げ返す動作)」
ボケ「…(ボールを受け取る動作)。…ちょっと待って。何今のパス」
ツッコミ「え?」
ボケ「全然ダメ、そこに並んで、早く」
ツッコミ「は?」
ボケ「早く!!」
ツッコミ「いや、なになに…?(ボケの近くまで寄る)」
ボケ「今まで何を学んできたの!そんなだからアンタはいつまでたってもスタメン入りできないの!」
ツッコミ「えぇ…?」
ボケ「言っとくけどうちらが1年の頃はアンタみたいな軟弱な奴はすぐ辞めさせられてたからね!」
ツッコミ「いや部活か」
ボケ「えっ」
ツッコミ「そこそこスパルタな時代の部活か」
ボケ「う~んうまくいかないなぁ」
ツッコミ「お前が勝手に話ややこしくしてんだろうよ」
ボケ「僕もうナンパやめるわ」
ツッコミ「ここまでやって諦めるのかよ」
ボケ「そもそもこんな寒い時期に海で遊んでる子なんていないでしょ」
ツッコミ「いや今更だな、いい加減にしろ」
二人「どうもありがとうございました」