あさがおは夏の風物詩
息子が夏休みなので毎日がお休みだ。
しかし、息子は夏休みとなれば昼過ぎまで寝ていても別に不思議ではないうのに毎日朝起きしてどこかに出掛けているようだ。
ふと、私はそれに疑問を覚え後をつけてみるとどうやらアサガオを育てていたらしい。
息子は「毎日の水やりして記録して発表をするの」
どうやら今の小学生でも朝顔栽培を行っているらしい。
私も学校で夏に似合うアサガオの花を自宅の植木鉢でも育てられると聞き、子供に影響をうけて挑戦した。植えたのは7月と少し遅かったが畑の土などでつくった培養土に植えて水をやり、土から葉が出るのを待つ。すると双葉からツルが伸びつぼみが何本か立ち上がったある日、花芽がひょっこりと顔を出した。
花芽は日々、すっくと伸び、80センチを超えるまでになった。つぼみが膨らみを増したある朝、ぽっと開いたかと思うと、数時間後には広げた手のひらよりも大きなピンクの花を咲かせた。翌日も翌々日も花は開いては結び、夕方には、静かに散った。
あさがおは朝の美しい花を表す「朝の容花」という言葉が短くなったものだ。
早起きの花といわれている。
だから朝早く起きなければ花を観覧することができないのだ。
かつては日曜日に戦隊ヒーローや仮面ライダーが朝早くから放送されていたらしい。
どうやら子供の生活習慣を維持するためだったという。
子供はそんなことは知らない。
ただ、花が咲くのが楽しみで毎日水をあげる。
子供の笑顔で私に振り向く。
私はそれに微笑み返した。




