オルゼンの名の下に

　お金を稼ぐのに勉強なんか、学歴なんか必要ない。少女はそう考え未成年でありながら風俗嬢として働き始めた。やはり自分の考えは正しかった。
　同年代とは比べ物にならない大金を稼いでいた少女だったがある日、理不尽な事件に巻き込まれる。
　死の間際に少女は自分の人生はこれでよかったのか迷い始める。サラリーマンとして普通に働くことも幸せなのかもしれない。薄れゆく意識の中少女はそう思った。
　地球とは遥か異なるある世界のある国で一人の少女にその記憶は引き継がれた。そこで少女は誰にも負けない程勉強に努め、ついには誰もが憧れる存在になった。
　果たして彼女はそこで幸せを掴むことはできるのか。