沖縄の米軍基地
在日米軍基地が沖縄に集中し、在日米軍軍人による沖縄県民への暴力が何度も起きている。女性や少女への性犯罪を米軍人が起こしても裁かれない。理不尽な日米地位協定。
先の大戦で沖縄は米軍が上陸し、沖縄の人達を虐殺した。当時の日本軍が見殺しにしたり集団自決を強要した罪も非常に大きいが、米軍も罪深い。しかも一九七〇年代まで、沖縄はアメリカの領土になっていた。そんな歴史が有るにもかかわらず、沖縄に在日米軍基地が集中している。
東京にも米軍基地が有るし、東京も空襲を受けたけれど、沖縄と比べればだいぶマシである。
沖縄にある米軍基地を東京に移動すべきだという声も有れば、米軍基地を全面的に撤退すべきだと考えている人もいる。左翼と反米右翼は在日米軍基地に嫌悪を抱いている。
けれども親米右翼は反対している。実際に在日米軍基地が撤退すれば、日本の安全保障は無いのも同然だし、動機の有る中国が日本に簡単に攻めてくる。降参すれば和平交渉が出来るわけではない。ウクライナがロシアに対して、パレスチナがイスラエルに対して戦い続けている意味を考えれば分かるだろう。日本が降参しても中国は日本人を殺し続ける可能性は十分にある。国連は戦勝国クラブなだけだから、国連の非難も無意味だ。むしろ日本は敗戦国なので国連は日本を擁護する声明を出さないかもしれない。
台湾有事に備えるためにも在日米軍基地の撤退はするべきではないと、親米右翼は考える。
しかし、憲法改正して自衛隊を正規軍にし、軍事力を増強してその分の米軍基地を撤退しても良いと私は思う。ただでさえ国債を出し過ぎて借金地獄の日本に軍事力増強の余裕は無い様に見えるけれど、アメリカも日本の軍事費を一部は負担しても良いのではなかろうか。日米地位協定で日本人が米兵に反感を買っている状態で米兵が台湾有事の為に命をかけるより、日本の自衛隊が責任持って戦った方がアメリカにとっても好都合だろう。アメリカはカネと技術を出し惜しみしないで自衛隊に投資すべきだ。米兵が死ななくて済む。
しかし折角軍事費を大幅に上げたのに実際の日本政府は米軍のお下がりの兵器を買うだけで、世界の軍事力ランキングでは日本の軍事力はむしろ後退している。自衛隊の頑張りが認められていない。
憲法を改正して自衛隊が正規軍になれば辞職する隊員が少なからずいるようだけれども、その危険を冒してでも自衛隊は正規軍になるべきだ。軍法会議の無い軍隊は自衛隊だけだ。そのせいで自衛隊の正当性を疑問視する国も有るし、旧日本軍よりも人権が保障されていない。今の状態では米軍からどんな理不尽な要請を受けても対等な同盟国として断れないだろう。
どうしても自衛隊を変えられず、少しでも沖縄の負担を減らすのであれば、首都移転を真剣に考えるしかない。東京都の人口は一千万人以上なので、その何割かを疎開させて東京に米軍基地を移設するのだ。
しかしそれは素人目でも簡単な事ではない。首都移転は過去に何度も試みられたようだけれどもいずれも失敗している。そもそも何百万人もの都民をどうやって他地域に移住させれば良いのだろうか。インフラを整備するには莫大な労力と費用と時間がかかる。それ以前に何処に都民を移動するかでも揉めるだけでなかなか決まらないだろう。札幌や仙台や名古屋や大阪や博多は魅力的な都市だが、都民を受け入れる余裕が有るだろうか。それとも在日米軍基地を東京都に移転する代わりに沖縄が都民を受け入れる覚悟が有るだろうか。
ワガママな都民が何百万人も押し寄せて自然環境を壊すより、このまま在日米軍基地が動かない方がまだマシだと多くの沖縄県民は思うかもしれない。




