表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/26

台湾・中華民国

 中国は戦勝国だと言われているけれど、本当の戦勝国は中華民国である台湾だ。台湾は本来、常任理事国として世界を支配しても全くおかしくないのだ。


 第二次世界大戦終了してから一九七〇年代までの間は確かにそんな状態だった。しかしアメリカが中華人民共和国を電撃的に訪問してからは中台の立場が逆転した。アメリカは中華人民共和国の広大な国土と莫大な人口による市場に目がくらんで台湾を裏切り中華人民共和国と国交を正常化した。日本もそんなアメリカにならう。


 これが現代では歴史的な失敗だと右翼は嘆いている。


 そもそも中国では日中戦争前から共産党と国民党が熾烈な争いを繰り広げていた。中国人同士の殺し合いをしている隙に日本が侵略したのだ。そうでなければ中国への侵略は不可能であった。共産党が一番抗日運動をしていたとされているが、近年では蒋介石率いる国民党が評価されつつある。国共内戦で国民党は負けて台湾に逃げたけれど、国民党の存在は無視できない。


 台湾に逃げた後、蒋介石は戒厳令を出し続けて台湾人から反感を買ったけれど、その息子達が「蒋家から今後総統を輩出しない」と宣言をした。李登輝達の奮闘で台湾は民主化された。


 今では台湾は半導体技術に優れて民事主義も発達した国になった。しかし日米は表向きは台湾と友好関係を結ぼうと言っているが、実際は台湾と国交を結んでいない。未だに中国を選んでいる。中国の軍事力を恐れているのが理由の一つだが、経済的な利権も大きい。


 台湾政府も台湾人もそんな日米にウンザリしているだろうが、日米との関係を切らずに試行錯誤している。台湾海峡で中国が攻めた時には日米を利用せざるを得ないだろう。日米も台湾を見殺しにする理由は無い。台湾が中国に侵略されれば半導体が手に入りにくくなるし、中国の脅威は更に増す。民主主義の価値観を共有し同盟国と見なしているならば尚更、台湾との関係を大事にすべきだ。国交回復が出来れば尚良い。


 日米は台湾をもっと評価すべきだし、世界は台湾を尊重すべきだ。台湾は軍事的に不利にも関わらず、核を保有していない。民主化に成功し、事実上、独立を保っている。


 台湾は漢民族以外にも沢山の先住民が住んでいる。かつて日本は台湾を侵略し漢民族にも先住民にも喧嘩腰で搾取してきた。霧社事件を描いた「セディク・バレ」は有名だ。また、一九七〇年代に国交を絶って中華人民共和国を選んだ。反日感情の強い台湾人が一定数いるのは当然だ。けれども台湾との外交を最初から諦めるのは早計ではなかろうか。日本は台湾から見習う所が多い。


 今や台湾は産業も軍事も外交も民族問題是正も日本よりも遥かに進んでいる。


 台湾とは国交を結んでいないが、日本人は何故か台湾に行ける。日本人は台湾から学ぶ事が多いだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ