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大東亜戦争

 大東亜戦争と言うと右翼の響きが強くて嫌がる人が多い。太平洋戦争もしくはアジア・太平洋戦争と呼べと言う人が沢山いる。


 大東亜戦争と言えば日本のアジア侵略を肯定していると捉える人達が多い。逆に太平洋戦争と言えば中立的になるようだ。


 しかし、よくよく考えてみると乱暴な捉え方ではある。大東亜というのは大きなアジアという意味だ。大東亜戦争というのは広大なアジアで起きた戦争と言うことになる。そういう意味では大東亜戦争というのは日本のアジア侵略を端的に表した用語とも言える。


 太平洋戦争と言えば、太平洋を挟んだアメリカとの戦いということになり、アジア侵略をまるで語っていない。戦争反対、侵略は悪、とするならば、太平洋戦争という用語は不適切である。


 大東亜戦争だとアメリカの存在が薄れるからアジア・太平洋戦争と言い換える人もいるけれど、無闇に新しい用語を作るのは混乱を招く。言葉を大事にしよう。


 大東亜戦争とは当時から存在していた用語であり、当時の日本の思想を表した言葉でもある。大東亜共栄圏をどう見るかが問われているのだ。大東亜共栄圏を否定する為にも、やはり大東亜戦争という単語を避けるべきではないだろう。


 大東亜共栄圏とは皆も知っている通り、日本がアジアの中心となって様々な民族が団結して欧米に立ち向かうという無理のある思想だ。まず、アジアは欧米よりも広くて人口も多い。実に沢山の民族が様々な価値観や言語を持っている。それに、日本が中心になる正当性は無い。現実には欧米の様な植民地支配の正当化になっていた。


 インドネシアやフィリピンをはじめとする国々が、欧米による植民地の方がマシだったと告発している。日本の提唱した大東亜共栄圏は完全に失敗した。それは世界中の人々が知っている。大東亜共栄圏が提唱され始めた時には期待していた国や人もいたけれど、期待を裏切られた分の憎悪は凄まじいだろう。


 確かに欧米によるアフリカとアジアの植民地支配は決して正当化されない。日本も同じだ。


 大東亜共栄圏が何故失敗し、何故日本政府は無茶な戦略を建て、欧米の非人道性を真似てしまったのか。何故、を探究するのが歴史だ。


 日本には石油や石炭や天然ガスが少なく、欧米はそれらの資源を植民地支配で賄っていた。近代化と西洋化に失敗し軍事力が足りていなければ植民地になってしまう。そんな要因は有るけれど、アジアを蔑む資格なんて欧米にも日本にも無い。


 戦争とは資源の取り合いだとよく言われるが、戦争被害者にとっては実に酷い話である。

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