親近感
お久しぶりです。更新です
さて…見事にメイドと言うか捕虜と言うか同居人と言うか…まぁ髪を切り終わって、クエストをやろうと思うんですけども、まず銃を全部持っていくとなると重すぎる。銃だけで多分17kgは余裕で超えるし、しかも弾薬も持っていくとなるとそもそも手が塞がっていて持っていくことが出来ない…まぁここは無難にStG45と九五式軍刀を持っていくか…そうすれば弾薬も断層に入れれば良いだけだし、持ち運びやリロードも簡単だし…うん。この組み合わせにしよう。そしてレナーテに役所のあるところを聞こうかな…
「レナーテ、役所ってどこにあるんだ?」
あ、今思ったけど必ずしも自分の都合に合うクエストとかがあるわけじゃないのか…でも最初から討伐系のクエストとか難しくね…?でも"元"軍人(脱走兵)がいるから詳しくことはレナーテに聞けばいいかな…
「んぁ?役所か…役所ならここから近いぞ」
なんか安心した…そこまで遠くはなくて遠すぎると流石に体力持たんし、最悪の場合また喘息発作起きるかもしれないし…まぁ本当に遠くなくて安心した。さて役所に行くか…
「レナーテ、俺さ役所の場所わかんないから案内してくれないか?もし見つかったらはその時考えるからさ」
見つかったらその時はその時、捕まったら死ぬそれまで
「わかった…ところでなんのクエストをやるつもりなんだ?」
「あ?クエストは討伐系のでもやろうかなぁと」
なんか嫌な予感がしてくるのは俺だけかな…怒られそうって言うかなんか不安と言うか…まぁいいや
「…討伐系か、あんまり無茶はしない方がいい」
「わかった…てか俺が困ったら手伝ってくれよ?」
「勿論そのつもりだ」
「じゃあ先にレナーテは玄関前ので待っていてくれ自分はある程度用意してから行くからあ、あと憲兵隊を見かけたらすぐに家に入ってこい」
「わかった…先に外で待ってる」
そう言いレナーテは先に外に行く。さて自分も用意しますかな…まず銃の整備はさっき話している間にやっておいたから良いとして、刀の方はまだ未使用だからそんなになまくらでは無いはず…じゃあ…あとは今は亡くなったけど…昔ひいじいちゃんから『わしはもうこの服を着たくない。お前こういうの好きだろ?あげるわい』って言って貰った軍服着るか…
――数分後
さて着替え終わったし、軍服の方もひいじいちゃんが従軍してた時は身長がかなり大きかったからそこまできつくないしでも帽子はちっちゃいからちょっと申し訳ない気持ちになるけど…ひいじいちゃんありがとう。
では『行ってきます!』
「レナーテすまんなちょっと昔貰った服に着替えてた」
「そうか、にしてもシンプルなデザインだな」
「まぁこのシンプルで機能的なのがいいんだけどね」
「じゃあついてこい」
「はいよ」
―――数十分後
「ほら、ここだ役所は」
「…そこらの建物よりも大きいなぁでも」
「役所だからな、大きくなければ目立たない…あと掲示板はそこにあるぞ」
「わかったちょっと見てくる」
「あぁわかった私はすぐそこの店で食料でも買ってくる」
「おうよ」
さて、クエストの内容を見てみよう。ん?なんか注意書きあるな…
『ギルドカードをお持ちでない方はカードを作ってからクエストに挑戦してください。』…俺もってたってけ…多分だけど持ってないよなぁでもいつも持ち歩いてる学生証明書を今日も意味ないのに持ってきてるしこれ使お…あれ?なんだこれなんか学生証明書が全くの別物になってるんだけど?なんで?あ、後ろになんか紙貼ってあるな…なになに?『この国だと身分証明書代わりにギルドカードが必要なので学生証明書をギルドカードに変えておきました。By東日本担当女転生神シー・デネヴラン』…もしかしてあの可愛い女神様か?あぁなんという慈悲深い…ありがたく使わせてもらいます。
「…決まったか?やるクエスト」
そうこう言っいるうちにレナーテは買い物が済んでたのかまぁクエストはこれでいいか『3級蜘蛛の10匹討伐』
「3級蜘蛛の討伐ってやつに決めたよ」
あれ?レナーテの顔色がなんか悪いぞ…
「く、蜘蛛…?本当にやるのか…?」
「…お前もしかして蜘蛛苦手か?」
…ゆっくり頷いてるからこれは確定だな…レナーテは蜘蛛が苦手という事が…でも軍から脱走してきて苦手なものの討伐は流石に可哀想か…じゃあ違うやつにするか
「じゃあゴブリンの討伐…なんてどうだ?」
あれ?顔色が変わらないあ、そっか、ゴブリンって異世界で定番のやつで女の人を犯すんだっけか…
「じゃ、じゃあ第5級害獣擬人狼の捕獲…ん?は?」
「…貴様はそんな趣味があったのか」
「あ、いやこれは違いましてですね…」
擬人化なんて聞いてねぇぞだけど今ある討伐系とかってこれらしか見当たらないし
「仕方ないだろ?討伐系クエストがこれしかないんだから」
「…まぁそうだな今回は流石に認めるぞ」
「あ、ありがとうございます!」
さて受付人にこのクエストをする言おう。
「あのこのクエストを2人で」
「わかりました。ギルドカードの提示をお願いします。」
「どうぞ」 「はいよ」
「はい。確認致しましたではお気を付けてください。ではあそこの台にてクエスト場所を言うことによって瞬時にテレポートできるのでご使用ください。」
えっと確かにあの生息地はヴァルトルヌの森って書いてあったから…そこのことを言えばいいのか…便利だなぁそしてレナーテもその台に来たし、自分も来たし言うか
『「ヴァルトルヌの森へ」』
―――数秒後
いやまじで森に来たんだけど、あれは化学なのか魔法なのかはわかんないけどとにかく凄い。
「…山城」
「おん、呼んだ?でもさっきまで名前では呼ばずに貴様とかだったよな?いきなりどうした」
「あ、いやなお前も最初に色々聞いてきた時は私と同じような口調で聞いてきたがそのあとは何事も無かったかのように通常の口調に戻った…だから私もそうしようかなって…」
「んー別にレナーテ自信がその呼び方で良いなら別にいいよ。てかそっちの方がなんか嬉しいし」
「じゃあそうしようかな…」
「おうよ、まぁ自分はどちらでもいいし口調とかそんなのは相手によって変えればいいしな」
「確かにそうかもね」
うお早速通常の口調…なんか嬉しいし、親近感湧くし色々堪んねぇぜ…
面白かったなどなどそんな感じに思っていただけたなら幸いです。