脱走兵が来た
深夜に書いたので訳の分からない所などがあるかもしれませんがお許しください。
ほんとになんなんでしょうねぇドアじゃなくてインターホン鳴らせっての…まぁうるさいし玄関行くかな。
さっさと要件を終われせて銃の手入れをしよっと。そう言っているうちに1階に来たけどこっちもなんも変わってないな家の構造
…ようやくドア叩くのやめたか、早くでよ。
「…はい?どちら様ですか、ん?」
なんで俺剣向けられてんの?なんかしたっけ俺まだここ来たばっかりなのに死ぬの?早くね…こうなったらこっちも見せびらかそ
「すいません…自分何かしました?」
「い、いえ、失礼しました!いきなり剣を構えてしまって…」
安心した異世界でも日本語が通じて、これでよし。てかなんで俺に剣を向けてきたし…しかも自分が九五式軍刀見せたら突然謝りだしたし何がどうなってんだよ…まずは事情聴取ですかねぇ
「貴様はなんでいきなり自分に剣を構えてきた?そして名前、年齢、階級は?」
貴様って言っとけば相手に威圧感と対等感出せるでしょ。相手もこっちの方が話しやすいはず…
「わ、私はスーラヴァチア帝国き、騎士…か、階級は少尉だ…」
「名前はと年齢は?」
「な、名前はべ、べルフィ・レナーテ…年齢は、16」
???こいつ16で騎士やってんの?しかも女じゃん何があったんだよ…てかここスーラヴァチア帝国って言うのか
「ところで貴様は何故その歳で騎士なんてやっている?女性はもっと他の職があるだろう?」
「ひ、非常に申し上げ難いのだが…偉大なる皇帝陛下に気に入られると本人が拒否しても無理やり陛下の決めた職をやらされるのだ…」
oh…こんな酷い国ははよ崩壊しろ。あ、そう言えば自分の紹介してねぇや
「そう言えば自分の紹介を忘れていたな…自分は石川山城14歳だ」
「石川…まさか貴様は大大和帝国の人間か?」
大大和帝国?でも大和って昔の日本の政権だからまさか"お前は日本人か?"って聞いてきてるのか…なるほど
「そうだが…それがどうした?」
「やはりか…」
「だから自分の出身に問題でも?」
「いや…最近列強諸国の一員となった東洋の国の人だったとは…」
「なるほど」
この異世界年代は1800年代か…だけど騎士がいるってことは1800年代はないな…そう言えばなんでレナーテは自分のところに尋ねて来たんだ
「ところで貴様は何故自分のところに尋ねたきた?」
「じ、実は、だ、脱走してきた」
おいおい不味いだろ脱走って…これうちの所に憲兵とか来ないよな?
「じゃあまずはその防具外すんだ、そうしないとうちに憲兵とかが来た時に見つかってしまう」
「わ、わかった…だが少しでも軽くするために薄着なのだが男服でも良いから服をくれないか?」
「了解した。服ならそこらにあるから適当に」
「わかった」
あ、外から話し声と足音がする…ほんとに憲兵来たか?
…これ憲兵だな今ドアノックしてるし…
「おい!憲兵が来たじゃねぇか早くどっかに隠れろ!」
やべぇつい通常口調に戻ってしまった…もういいや諦めよ
「そ、そんな事はわかってる。これどうやって履くんだ…」
「後で教えるからどっかに隠れろ!」
「…わかりました」
よしこれで出れる…
「少々お待ち……はい?自分の家に何か御用ですか?」
「いやな、こんな顔の女騎士を見かけたりしなかったか?」
「見てないですね…お役に立てなくてすいません」
「いや、協力感謝する…それではこれで」
「はい、お気おつけて」
よし何とかなったな…あ、あいつに履き方を教えなきゃ…
「おい、憲兵が去っていったから履き方を教えに来たぞ…グハァ」
「…きゃぁぁぁ!」
「…なんでお前服きてないんだよ…さっきまで着てたよな?」
俺は悪くない。服をさっきまで着てたのに脱いだあいつが悪い。そうだよ俺は悪くない
「だって…」
あ、多分だけどズボンも緩くて服はぶかぶかだったから脱いだのか…でもこの大きさしかないんだよなぁ…あと俺が話してる間に別の服を探す時間あっただろ
「服とズボンが緩かったりブカブカなのはわかった。だがそれしか無いから当分それで我慢してくれ…でもメイド服ならあるぞ」
メイド服は自分の従兄弟の姉にコスプレ衣装が欲しいって言われて買ったんだけどあの時は変な目で見られたなぁ…
「…なんで貴様はメイド服なんて持っている」
「趣味です。あとブカブカな服を来て変な目で見られたり緩いズボンが脱げて下着になるかメイド服で安定するかどっちがいい?」
「じゃ、じゃあメイド服で…」
今回は軍からの脱走兵の話でした。
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