smm-10アリーニャの始動から離陸までの手順(マニュアル)
エンジン
エンジンの始動には外部からの電源、又は圧搾空気を用いる。場合によっては火薬カートリッジの使用も許可。ただし、三回カートリッジを使用した場合、エンジンのオーバーホールを必須とする。はっきり言って非常に繊細なエンジンを火薬カートリッジで始動するのは費用対効果が悪い。朝田は外部電源による始動を推奨している。理由は、エンジンの始動中にメインシステムなどの立ち上げなどが可能なため。まず潤滑油を循環させるためのポンプを始動して始動したいエンジンのモードをイグニッションにする。
外部電源によって始動する場合、始動したいエンジンのセルモーターを始動してエンジンの回転数とにらめっこして、約七千回転までぶん回す。ぶん回したら燃料ポンプ起動し、燃料が送られたのを確認してからセルモーターをシャットダウンする。もしセルモーターをシャットダウンしなかった時は、オーバートルクで最悪吹っ飛ぶ。
圧搾空気を用いる場合は、圧搾空気を始動したいエンジンまでのバイパスを開く。そして約七千回転までぶん回す。ぶん回したら、燃料ポンプを始動し、燃料が送られたのを確認してから圧搾空気を遮断する。遮断しなかった時は最悪の場合オーバートルクで吹っ飛ぶ。
MFDを確認し、回転数が安定するまで祈る。回転数が安定したら、始動成功。始動したら、セルモーターによる発電量を確認する。発電量が足りない場合、別のエンジンのセルモーターの発電量も確認し、エンジン一基分足りなくても他のシステムなどの稼働に十分な発電量があるか確認すること。最悪の場合は、ssmは油圧による飛行も可能なため管制に相談する。
メインシステム
スクランブル体制の場合、常にメインシステムはスリープモードになっている。シャットダウンされていると、起動に約二十五分かかるため。(つまらない話五話に出てくる再起動では、正確にはリセットしているだけ)
起動には、マスターシステムキーを差し込み、任意のモードまでキーを回す。そしてMFDで確認。スリープモードにするには別のカギが必要。
トランスポンダーやIRS
トランスポンダーば、簡単に言うと、自機の現在地や状態を発信する装置。つまり、「我、ここにあり」と宣言し続ける様な物。そのため、トランスポンダーは戦闘時にはカットする。オンにすると場合によってはミサイルでキッチリ追い回される。
IRSは、現在地を特定するための装置。
敵味方識別装置IFF
基本的には常にオン。スクランブル体制の場合、駐機状態でも常にオン。
火器管制システム
専用のキーを差し込む。HUDにガンレティクルが表示されると起動完了。
一応MFDにも起動状態が表示される。
ランプチェック
警告灯等が正常に点灯しているか確認する。
ベルチェック
警報等が正常に作動するか確認する。
操縦系統の確認
エルロンフラップラダーーエレベーターヨーイングトリムスポイラーetc・・・(スラットはssmには付いていない)全て外部から確認する。
航空灯の点灯、凍結防止用ヒーター、予備計器の初期設定、高度の規正、使用する航空路の設定、etc・・・(書くのめんどくなってきた)
離陸
離陸重量によって対処の仕方が異なる。国内をふらっと飛ぶだけなら、気分によっては第一エンジンをカットオフしたりして飛行したりする。(表向きは燃料の節約(実態はただの遊び))本気で重たいときは、フルスロットルにしてアフターバーナーを点火してロケットスタートをキメて軍用機(?)よろしく轟音を轟かせながら飛び立っていく。
MFDとは
航空機などで、機器の状態を監視する際は、今まではアナログ計器が多く使われていた。しかし、アナログ計器は一個の情報を一個の計器で表示するため、高性能、多機能化していく現代航空機には百数十個というアナログ計器だけで操縦席が埋め尽くされてしまい、しかも見にくい。そこで、アナログ計器を液晶ディスプレイにすることで、必要な情報を、必要な数だけ液晶に表示することで、省スペース、かつ、読みやすく、わかりやすいように作られたのがMFDです。一応、英語でマルチファンクションディスプレイと言います。