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8/19

prima prima:08 彩香

--------------------


ちょっと待ってよ…

それってあなたが帰りたくないだけでしょ──


「これも何かの縁だと思いまして…少しの間、ここに居させては、くださいませんでしょうか、、、」


あら急に敬語…?


「でも──あなたとあたしは…

その…親しい仲だったとかじゃ…」


「そこを何とか…!!!」


…何とかっつってもねぇ──

まぁこの家…

一人じゃもったいないかしら──…


「ただでとはいいません!!だから…」

「(いや、ただで良いわよ…)

まぁ…じゃぁ、そうねえ───」


汐里ちゃんは顔をあげると、ぱあっと輝かせてこちらを見た──


そんな顔されたら………

断れないじゃないのよ!!!!


つくづく自分のお人好しには呆れてしまう…

「いいんですか──!?」

んんだめだ…汐里ちゃん、笑顔が──眩しい…


「じゃあ…いいよ──…」


かくして私たち二人の変な同居生活が始まるのだった───────



────────────────────────────────────────────────────────────




…ん、もう夜かな──…

部屋も暗い…


熱はもうすっかりみたいだ──、昨日からいろいろとありすぎて──疲れてしまった…


当の本人は……

───ガチャ──────


──久木さん?

と、言って中に入ってきた

「熱は──、」

おでこに額をくっつけてくる


「ない…みたいですね!!

良かった───!!

今、晩のご飯作ってるんです!!

今日は、ハンバーグですよ!」


ハンバーグ…もうすっかり

ここの人だわ…


「今日は」ってなに…「今日は」って…

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