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prima prima:05 彩香

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「久木さん…体調はどうですか?」


「ん…だいぶましよ…ありがとう」


気づけば額に冷たい濡れタオルがのっていた──


「すみません…勝手にキッチン使わしてもらいましたが…えとお粥作りましたので…」


…お粥?…いつぶりかなぁ…

「ふふ…ありがとう…」


ついにんまりしちゃった…


「?──どういたしまして…じゃないか──すみません…あたしがベッド占領してたから…」


よく謝る子ねぇ…ふふ…

「ふふふ…謝ることじゃないわ…あたしが勝手に風邪ひいただけだし…

あ──、美味しい…お粥なんて久しぶり─…それも他人の作ったやつは──」


「美味しい…ですか?

よかったぁ──…」


ふふ…可愛い子…

表情がぐるぐる変わって…


「…??」


顔、赤いわ…ふふ…見つめすぎたかしら──


「そうだ─…あなた、一人暮らしって言ったわよね──」

「はい──…まぁ」


「一度帰らなくて平気なの?」

「えぇ…別にあそこには寝るくらいしか用はないんです」


「ふぅん…

あぁ──、美味しかったわよ──

汐里ちゃん、誉めてつかわすわ」


「ふふ、光栄です──」




それから私も元気になったのでお互いのことについてしばらく話していた──




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