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17/19

prima prima:17 彩香

--------------------


ふぅ───────終わった…

「お疲れさま!!」

「えぇ…ありがとうございました…」


汐里ちゃん──

だいぶ顔も疲れてるみたい


結局、家具はシックなデザインにまとまった──彼女も気に入ってくれたみたいだ。


「たぶん、明後日までに

運んでくるからね」


「あ、はい!!

今日は楽しかったです!!」


良かった──嬉しい…

「そう──良かったわ

疲れたでしょ──?」


「はい…ちょっとだけ…」

「じゃぁ車に戻ろっか♪」



結局二人とも手は車まで離さなかった──

────────────────────────────────────────

「汐里ちゃん…?」


ス───…、ス───…

疲れたのね…


「おかげで、

あたしも楽しかったよ…」


あたしはそう呟いて

静かに車を出した───



────────────────────────────────────────

家に到着──もう6時半だ…


あたしの肩で眠る汐里ちゃんを

なんとか優しく起こして、

二人で家に入っていった──


「お腹は空いたかしら?」

今日は歩きまくったから、

小柄な汐里ちゃんは疲れただろう。


「…あ、少し…」

目を擦りながら答えてくる


「そうね…今から晩ご飯

作る元気はないわよね……

今日はじゃあ外食しましょ♪」


「え…でも──」

「いいの、いいの──」


────────────────────────────────────────

そして今──家から一番近い、ファミレスに二人で入っている。


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