prima prima:11 彩香
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「今日はまだその部屋、なんにもないから──一緒に寝ましょ?」
「はっ、はい!!」
はきはきしてるのに、どこかちぐはぐな感じで──可愛い…ふふ。
「お風呂お湯わかしといたから…汐里ちゃん、どうぞ──」
「あぁ、ありがとうございます!!」
「そんなお礼なんていいのよ、ふふ」
私は汐里ちゃんが帰ってくる前に、一足はやくシャワーを済ませたから、もうなにもすることはない───
あ、───そうだ、、、
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「お風呂、気持ち良かったです!!
大きかったし───!!
って…あれ、なあにしてるんですか──?」
「今、汐里ちゃんの部屋に置く家具を探してるの」
大きなカタログを引っ張りだして、物色を進めていたのだが、汐里ちゃんも上がってきたみたいだ──
「…!!そんな、家具だなんて!!
だめですよ──!!ただでさえ居候させてもらってるのにい!!」
「いいのよ──、せっかくの同居じゃない?楽しくなくちゃ?」
だあからぁ──っと言ってカタログにせめよってきたが、背丈の違いは大きかった──ぎりぎりのところでカタログにてが届かず──
結局、あたしが抱きすくめて、そのままソファに座らせた──
──今は太ももの間にすっぽり収まっている──
「さぁ─家具、家具♪」
「もぉ───!!!!」