鑑定3
「鑑定鑑定鑑定鑑定!」
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ただの石ころ
道端によく見るなんの変哲も無い石ころ。侮って蹴ると痛い目にあい、翌日笑われる。
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ミスリル鉱石
聖銀とも呼ばれ、魔力伝導率が高い。鋼鉄並みの硬度を持ちながらも非常に軽く、ライトアーマーなど武具によく使われる。アンデットに対してダメージ補正を発揮する。
このままでは効果を発揮しない。
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トリマリン鉱石
あまり知られてはいないが、魔力を流すと電気を帯びる性質を持つ鉱石。深い紫色で大人の女の雰囲気が出ると密かに人気。
このままではあまり効果を発揮しない。
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ミスリル鉱石
聖銀とも呼ばれ、魔力伝導率が高い。鋼鉄並みの硬度を持ちながらも非常に軽く、ライトアーマーなど武具によく使われる。アンデットに対してダメージ補正を発揮する。
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アダマンタン鉱石
アダマンタイトの劣化版と呼ばれている鉱石。だが、それでも非常に硬いため重宝される。当然のように重い。
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アダマンタイト鉱石
世界最高峰の鉱石。その硬さはオリハルコンをも上回る場合がある。主に重量級の武具に使わる。重く、魔力伝導率が悪い。だがその特性を生かし、対魔法用の防具を作ることもできる。
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ブラッディストーン
血のように赤く、輝く鉱石。世間では血でできているなどと言われているが、実際は赤い綺麗な鉱石でそんな事はない。だが、ある程度魔力を溜め込める性質を持つ。
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ただの石ころ
道端によく見るなんの変哲も無い石ころ。侮って蹴ると痛い目にあい、翌日笑われる。
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ミスリル鉱石
聖銀とも呼ばれ、魔力伝導率が高い。鋼鉄並みの硬度を持ちながらも非常に軽く、ライトアーマーなど武具によく使われる。アンデットに対してダメージ補正を発揮する。
このままでは効果を発揮しない。
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燃焼石
可燃性の鉱石で、密封した場所で点火すると爆発の危険性がある。物によっては高位の火魔法に匹敵する場合もある。
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と、いう感じだ。うん。魔境に見合ったというか、最後のダンジョンとかで入手するレベルの鉱石たちだな。『効果を発揮しない』しないというのはあれだろ、製錬して下さいってことか。
ん?そういえば
「鑑定」
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聖銀の剣
高レベルの鍛治氏によって作られた主にミスリルでできた剣。ミスリルを主体に少量のアダマンタイトが使われてるので、通常よりも頑丈になっおり、軽さも思うほど削られてはいない。下手な聖剣に
勝る切れ味。
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「うん」
思わずうんと言ってしまう。
いや分かるよ?その辺に珍しい鉱石が落ちていてそれを使うのは。でも合金。レベル高ー。しかも聖剣に勝っちゃうって。やべーよ親父!
「兄さん…?」
ルナが目をウルウルさせながら回復呪文をスタンバイさせている。過去に同じようなことが何度かあったのでもう慣れたけど何かある度に兄の頭を疑うのはちょっとやめてほしい。
「これアダマンタイトだって」
「へー」
いや『へー』て。それを当然のように受け止めていいのか?うーむ、こうやって堂々とされてると自分が間違っている気がしてくる不思議。…いや、本当にそうかもしれない。僕はこの世界のことを未だによく知らないし、持っているのはゲームの知識だ。頼りすぎるのはやめよう。
「兄さん。また来たよ」
「はぁぁぁぁ、またかよ」
探知に魔物の気配がした。