本格的ないじめ
中学校に上がり、私は制服が可愛いからというだけで家から少し遠い中学校を選んだ。
スポーツで有名な中学校だ。
ただ私は腕に病気を抱えている。
「肘部管症候群」という、肘の病気だ。
これは小学5年から発症し、体育等スポーツは一切禁止された。
要するに、腕の神経と骨が擦れてしまう病気で、あまり改善はされずに手術をする事になった。
中学1年の12月17日、手術よりもビックリしたのが、生まれた時はO型Rh+だったのが、輸血の為にと検査をした所、A型Rh-と判明したところだ。
どちらにせよ、部屋が汚いのには変わりないのだが、検査しておいて正解だと母親と話したのをよく覚えている。手術は正直あまり成功という道ではなかったが、改善はされた。
だが腕を固定するためにコルセットを買い、学校へ通うようにと言われ、それに応じた。そこから、本格的ないじめが始まる。
中学2年の始め、4月辺りだろうか。
コルセットをした私は奇妙な目で見られた。
障害者と馬鹿にされた。陰口も言われたが、病気でつけてるもんだから仕方ないと思いながらも、話が出来る女の子はいたのでなんとか学校には通っていた。
しかし些細ないじめから、エスカレートしていくことになる。