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Remind Story  作者: 如月 渚
風俗の道へ
17/19

初めての風俗

「聞いて、職失った」

「今年19の歳の18だよね?」

「そうだけど」

「ならお前、市役所で住民基本台帳カードっていう顔写真付きの身分証作ってこい。何とかしてやるから。」

桜井の作戦だった。仲良くして、信用させ、風俗へ入れさせる目的で私と仲良くしていたのだ。

そんなことも知らずに、言われた通りにカードを発行する。


繁華街で待ち合わせをした。

「渚!こっち!」

初めて桜井と会ったが、見るからにホストの様だった。怖い、というのが第一印象だ。

「とりあえず歩くよ」


テクテクとついて行った先は、少し古い3階建てくらいの建物だった。

「ここ入って、桜井の紹介って言ってこい」

「わかったー」

信用しきっていた私は、言われるがままにお店へ入った。

初めての風俗、初めてのソープランドへの入り口だった。


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