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Remind Story  作者: 如月 渚
風俗の道へ
14/19

初めての

18歳になる17歳の冬だった。




斉藤はこう話す。

「15000円お客から取って、9000円は手取りね。6000円は貰うよ。でもこれでも待遇良いからね!」


何が何だか分からなかったが、要するに今でいう「援助交際デリバリーヘルス」だ。

股を開く事に抵抗等なかった私は、承諾した。

「じゃあ女の子迎えに行くから~」

車を走らせると、煌びやかな女の子が二人いた。

身にまとっているのはブランド物ばかり。正直羨ましかった。

「初めての子?よろしくね~!」

「よろしくお願いします…」

「じゃあ事務所向かうよ~」


向かった先は、ただのマンションだった。

ここが事務所…?普通にそういうものなの?疑問だらけだったが、初めてなので何も分からない。


「渚~お客つくから準備して!」


えっえっえっ!と戸惑いながら、とりあえずバッグを持って車に乗り込む。

「あのソフトバンクの近くにあるホテルの402号室だから!」

「は、い…」


何が何だかわからないが、斉藤は何個か携帯を持ち、出会い系で「援」だと売りに出し女の子に成りすます。そして男を釣ってホテルに入れて待機させ、女の子が来るのを待つシステムのようだった。


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