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海を歌う愉快な黒板

自闘

作者: 海之本

どろどろと醜さに満ちた時間が心にまで忍び寄ると

誰もが苛立ちを隠せず

それでも人を傷つけることに苦しみを覚える

だから闘うのだ

抗わなければ苦痛の穴へ落ちていく

押し寄せる力に負けられない

人の言動や露わな心に

不満や怒りも尽きはせず

自分の言動や制せない心に

弱音は幾らでもほとばしる

思い通りにならないことばかりが埋め尽くそうとも

ならば

恐れも 怒りも 捨てよう

どれだけ溜めこんでも救い出されはしない

このままでは 奥底で重たく淀み

不快なほど己を無様に変えてしまう

だから闘うのだ

確かな真実と光のため

温かな窓際で

大切なものを見つめる

その穏やかな時間を取り戻すために




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― 新着の感想 ―
[良い点] 確かにドロドロした気持ちと戦わなくてはいけない時と言うのはありますよね。それに負けない強さを感じました。 苦しい時、励まされそうな素敵な詩でした。ご執筆ありがとうございます。
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