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別れた後の電話
そしてこの家を出て行く日。
彼は、ふさぎこんでいた。だが、私は、それを無視して出て行く。ごめんなさい、あなた。
5年が経った。
私は、新しい仕事につき図書館の司書になった。正直言うとずっと本と向き合っているのは、辛かった。しかし、弱音を吐いては、いけないと思い我慢していた。辛くない仕事などないのだ。
そんなある日、家に帰ってくると一本の電話が入っていた。彼からだった。
どうして急に電話が来たのだろう。留守番電話を聞いて驚いた。彼は、癌に侵されていたのだ。末期癌らしい。その電話は、最後だけでも一緒にいて欲しいというものだった。




