詠んでみた その13
[前回の話]
東洋の神話を詠んでみました
[今回の話]
西洋の神話を詠んでみました
最初に。
今回はとある宗教の逸話をネタにしたものなのですが、卑猥な想像に及び易く女性に対する性的侮辱を思わせるものとなっているため、そういったものを嫌悪する方にはこの先へと読み進むことはお奨めできません。
なんでこんなものを詠もうと思ったかといえば……。
理由は最近の厳しいコンプライアンスに対する反骨心です。
特に女性絡みのそれは厳しく、昨年からの芸能界のスキャンダルは過剰なほど。穏便な解決は誰も望まず、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いと言わんが如くとんでもないところにまで飛び火しており、それに抗弁すればセカンドなんちゃらとの名目で騒ぎ立てる。気づけば当人と離れたところで大きな問題にまで発展する始末。
そんな世論に忖度して、ちょうどネタが重なっていた連載作品の長期休載を決めて熱りの冷めるのを待つことにしました。そして待ちきれず打ち切り(正しくは無期限休載)を決断。
調査委員会が動き出し、漸く決着を迎えるかと思えば、引退したはずの加害者が反論を開始。事件が再燃しそうな様相を呈してくるし。真相が判りませんが彼の言い分が正しいのなら、気持ちは理解できないでもなく……。
そしてこの最近、またしても新たなスキャンダルが。これもまたコンプライアンスが暴走し、真偽を問うことさえも否定する。
現在新作にてオークをネタにしたエピソードをやっているのですが、お陰で怖くて筆が進みません。
まあ、それでも書きはするんですけどね。(笑)
そんなわけで、抑えてたものの制御が利かなくなった結果、世論と運営を試してみようって気になってしまいました。
長い愚痴だらけの前置きはこのくらいにして、いい加減に詠みます。
木木ノ下 女のありて 知る熱り
蛇に身を委ね 痴を婪れり
有名な知恵の樹の果実の逸話をネタにしたものなんですけど、実はそれを語源とするといわれる漢字からの発想だったりします。
蛇に唆された女が知恵の果実を食べることに興奮を覚え夢中になっているという句です。
決して改悪したってわけじゃないんですよ。
やはり批判的な感想がきたり、運営から怒られたりするのでしょうか……。




