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詠んでみた その8

[前回の話]

 キリスト教に対する考察

[今回の話]

 木に生るものが気になるもの

 神へと到る道は遠い


 大地に影落とす人類

 世界を見れば基礎が解る

 それ無くして栄光を目指せば審判が降る

 それ知らずして勝利を求めれば迷うばかり

 夜毎に姿を変える月は謎である


 基礎を知る者よ 栄光を目指せ

 そこに太陽の光あり

 ただ勝利を求む者よ

 星は掴めど闇は晴れぬ

 基礎だけで美学を騙る者よ

 汝節制を知るべし

 それは調和を乱す不協和音なり


 栄光を求む者よ勝利を目指せ

 たとえ試練が待つとしても

 旧き栄光は破壊するべし

 歴史は諸行無常なり

 栄光を知る者は美学を騙る

 されどそれは悪の美学なり

 栄光に酔う者は峻厳たり

 過ぎれば吊るされるばかりなり


 勝利を得し者よ美学を知れ

 死神は常に見張っている

 勝利せし者は慈悲を騙る

 されどその運命は汝だけのものにあらず


 美を求むなら峻厳たれ

 それが正義もいうものである

 美を求む者よ 慈悲を乞うべからず

 それは怠惰な隠者なり

 美を求む者よ 理解を求むべからず

 恋と愛を同一視すべからず

 美は知恵で飾るべきものにあらず

 皇帝はときとして醜悪なり

 美に酔う者は王冠に届かず

 女教皇という偶像は存在せず

 世界から除外されるばかりなり

 それを知識と知るべし

 されどそれを超越できれば

 王冠に到れるのかも知れない


 峻厳たる者よ 慈悲を知れ

 愛こそが真の力なり

 峻厳たる者よ 無理に理解を求めるな

 それは暴走した戦車なり


 慈悲深き者よ

 理解を求むれど汝に待つのは

 世界からの排除なり

 されど知識は先に進むには避けて通れぬ道

 汝にその覚悟はあるのか

 慈悲に迷う者よ

  不正な知恵を求むれば

 法の王が立ち塞がると知れ

 汝 道徳を忘るべからず


 理解深き者よ 知恵を求むべし

 これなくして女帝の誇りはなせず

 理解せし者よ 王冠を求むべからず

 魔術師とは王の下にあってこそ力をなす者なり

 賢者とは王を支える者であることを忘るべからず


 知恵ある者よ 汝にこそ王冠は相応しい

 されど愚者の如くあれば永遠に届かず

 愚者に神を知ること能わず


 アイ~ン♪

 うわ~ぉ、怒っちゃや~よっ!

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