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謙虚さとは

 眠れない午前2時──と歌の文句ではないですが、深夜という中途半端な時刻に目が覚め、寝直そうにもなかなか寝着けずにいた私は質問板を覘いてみました。そして利用してみました。


 ……で、そこでやらかしてしまいました。

 私の質問に答えてくれた方に非礼な返信をしてしまったのです。

 そう、持論の主張にばかり気がいっていて謙虚さを忘れてしまっていたのです。

 お陰で続いてコメントをくれた方からは厳しいお言葉をいただくことに…。

 もう、本当に思い出す度に赤面するというか、蒼白になるというか。

 一応謝罪の言葉を残しはしたのですが、果たして読んでもらえてるかどうか不安です。


 そんな経験のあるおバカな私ですが、敢えて謙虚さとは何かを語ってみようかと思います。(これでも真面目なつもりですので、語りではなく騙りだというツッコミはナシでお願いします)


【謙虚】

 控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。[デジタル大辞泉(小学館)]


 Googleで検索してみたところ、こんな風に載っていました。


 確かに人と対峙したとき、相手を持ち上げ自分を落とす、そんな風に接することも多いでしょう。というか目上の人が相手だとそれが礼儀ですよね。


 ただ、そこで間違い易いのは相手に阿諛追従し、自分を卑下し卑屈になることとの勘違い。

 鼻につくような美辞麗句を並べ相手を囃し立て、自虐の言葉で自身をひたすらに貶める。

 これって本当に本人にその気があると思います?

 おそらくは慇懃無礼と責められ、面従腹背を疑われることになるでしょう。

 そんな態度で接するくらいなら、仮令(たとえ)それが見え見えな稚拙さであっても、心を尽くした礼儀を以て接する方が余程好感が得られるというものではないでしょうか。


 昔、目上の人からこんなことを言われたことことがあります。

「考えながら話すな!」と。


 普通、人と話すときはよく考えてから話せなんて言われますよね。

 なので私も疑問に思ってました。


 で、どういうことかと説明を受けてみたら納得の理由。

 考えながら話すということは、腹に一物がある証拠。つまり相手を軽んじているということになると言うのです。

 そもそも、本気で相手を尊重し敬意を持っているのなら、考えずとも自然とそれが表れる。

 そんな厳しいことを彼は言う。

 世の中にはこんな持論の持ち主もいるわけで、そんな人物の前で先程挙げたような間違いを犯せばどうなることか。本当に考えるだけで恐ろしい。


 というわけで、大事なのは人に対する心構え。他人に学ぶという姿勢。

 仮令、立派と思えぬ人でも、どこかに必ず良いところは有るはずで、それを探し認めた上でそこから学び、己の悪いところを正そうという考えこそが謙虚さというものだと私は考えます。

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― 新着の感想 ―
 あぁ、たぶん私はそのたぐいのものを「品性」と定義してます。  リスペクト、ですね。
>考えながら話すな 確かに、考えながら褒めるのは嘘っぽいですね(๑•̀ㅂ•́)و✧ 「ねー! このワンピ、どう? 似合ってるかな?」 「んーと……」 「あれ……? だめ? 似合わない?」 「いや…
難しいですよね。 まさしく慇懃無礼という太鼓持ちもいますしね。 謙虚、改めてみると、謙るのあとに虚ろと続くのですね。 とても面白いなと。 謙り、相手を受け入れる虚ろ(洞穴をイメージしました)となる…
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