押し付け
他愛もない会話ですが、、、、笑
少し空いた時間にでも
呼んで頂ける事が鼻血出ます。
「話を聞いてくれよ、なっ。アンタが俺を殺れって言われた事は解った。でもその依頼した奴は間違ってんだ!誤解してんだよ!くそ、ほんとなんだって、話つけるからさ!ちょっ…」
眉間に押し付け引き金を絞った。往生際の悪い奴だな。お前の事情は俺には関係ねぇんだ。
部屋に戻ると女がやけに赤っぽい茶を飲んでた
「終わった!?ご苦労様」
問題?いやなかったけど、アイツ最後までゴネてたな。
「当たり前でしょ、素直に死ぬ人間なんていないわよ」
…そうかな?俺はこの仕事で思った事があるんだよ、最後の瞬間は何て言うか、相手は理解するもんだって。ゴタゴタなんて言わないし、もっと敬意ある事なんだよ。
「ふ~ん、まぁいいじゃない。ちゃんと仕事して来たんだし。お茶飲む?」
良くないね、アイツは自分の死を、尊厳を傷つけたんだ。最後の自分さえにも泥を投げつけたんだ。
「アンタはほんと細かい所気にするんだから。本人が敬意なんてクソくらえってんなら仕方ないじゃない」
俺の気がすまねぇよ。仕事だけど、何か神聖なモノを感じるんだよ。
得体の知れない赤っぽい茶を一口飲み、女は一人ごちした
「誰かを知ろうと思ったら、その誰かが生きた年月分の物語があるって事よ。その往生際の悪さだって物語の一つなの。たまたま相手の人生にアンタがピリオドうったけど、相手の人生では、その最後はまだ物語の全てではなかったのよ。」
そーゆーもんかね。納得してねぇけど。
「こう思いなさい、アンタが敬意を持ってヒットする事こそが、相手の尊厳を守ってると。それがアンタを守ってると。」
なるほど。まぁうまく言われてる感じするけど、いいやそれで。納得してやるよ。
女は笑って茶を注いだ
「自分のルールは自分に当てはめるだけでいいのよ。無事終わったんだから、お茶でも飲んで力ぬいたら?」
一口飲んでみる。ぶぇっ!なんだよ!!これ!ひでぇ味だな!
「知りたい?体の自浄作用もあるんだって、この間本読んで………」
気が触れて何か反応して頂けると嬉しさに気が触れます笑