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相棒との会話  作者: 反逆者
3/13

無駄

あれ?!お前電子タバコに替えたの?!

何?!面倒くさくないか?

充電器持って、カートリッジ持ってってさ。

「面倒臭いからは何も生まれない。ただの気分よ」


ただの気分ねぇ〜、

いやだってお前何より、いざとなったら火が必要な時ライターあるって重要だぞ?!

湯もわかせねぇし肉焼けねぇぞ?! 


女は冷めた目でこっちを見ながら、吸い終わったカートリッジをゴミ箱に投げ入れる。

「何よそのサバイバル状況?

それより現場に吸い殻なんて残してないわよね?!」


こらこら当り前だろ!そんな自爆するかよ。でもあれだよな。何で普通にポイ捨てするのかな?!こーやってコレに入れるだけなのに。俺はケツのポケットから携帯灰皿を見せた。

モラル?!いやいやモラルなんて関係ないだろ、こんな仕事してんだし。

わざわざ道を汚す必要無いって事。

返り血浴びる様な殺し方するか?!

しないだろ?わざわざ。


「そーね、面倒臭いからは何も生まれない」

女はそー言って俺の煙草から1本取り出し、俺に顎をしゃくる。

王かお前は!!

その威圧に負け火を付けてやると、ゆっくりと煙を吐き出し俺の携帯灰皿を見やる。


「クマさんの携帯灰皿なんてどこで売ってるのよ?」

女は少し楽しそうにクマさんを手に取って

「これを持ち歩くの面倒くさくない?!」

吸った俺の煙草を俺のクマさんに飲み込ませた。

「さ、依頼の話よ」


....なるほど。

はいはい、お仕事ね。


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