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相棒との会話  作者: 反逆者
2/13

継続

ホントに此処でいいのか~!?

全く姿現す気配ねぇぞ。さびーし。

あの野郎は何をしてやがんだ!? 早く出てこいよな~。

スマホが震えた、女からのメッセージだ。


《 どうなってる!? 》


どーもこーも……

《 お前が指定した場所あってんのか? 》

返信するとすぐに返ってきた。


《 間違いなくそこの場所よ。いいわ、手違いあったのかも。調べるから戻って来なさい。》


戻って来いってもよ、もう結構居てんだぞ。

《 粘ってみるから新しい情報入ったら連絡くれ。》


腹減ったな~ ん!?何だあの行列。ははん最近噂のドーナツ屋だな。

コーヒーにドーナツ、あ~食いてぇ~早く出てこい


更に時間が経った。


げっ煙草まで切れやがった。居ねぇのかな?じぁ全くの時間の無駄じゃねぇか。

でも残業してる可能性も無くも無い…けど無いかも。げっもうこんな時間かよ。人多くなっちまうな~。またスマホが震えた。


《 まだそこなの?もう怪しまれる前に今日は撤収しなさいよ。もっと掘り下げて調べるから。》


………ち、こんな日もあるか。あらこんな所に自販機あんだ!?有り難い。

小銭を出してるとドアが開いた。


あん?このビル正面ドアだけしゃねぇのか?こんな所に裏口かよ~そんな情報あったか!?

いやどーだったかな!?……

あ!アイツだ! 間違いなくあの男だ!よし一人だ。偉いぞお前。

俺は素早くソイツの背後に回った。


事を終えて周りを確認し、表通りに出た所に今度は着信が来た。


『もしもし?何してんの!?遅いわね』


はん!仕事完了だ。ああ、大丈夫。標的に間違いなかったし。どーだよ今回は俺のおかげだぞ。

女が笑うのが聞こえた。


『そうね、アンタのしつこい諦め無さの勝ちよ。ご苦労様、早く戻ってらっしゃい。何かご馳走するわ。』


通話を切り、その場を離れた。

ふふん珍しい事言いやがんな。

……あ、思い出した。そーいやアイツ細ぇけどドーナツとか食べるかな!?

体型とか気にしてるのかな!?

とりあえず俺はまだまだそれなりの行列に足を向けた。


何かご馳走………あれ!? ま、いっか。


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