表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
相棒との会話  作者: 反逆者
1/13

スタイル

初めての投稿です。

思い付きです。

短いです。

そんな感じです。

電車が来るまでの時間つぶしに。


ぶぁ、何だよこれ。スーってする茶かよ!


まるで近所の悪ガキを見る様な面持ちで、女は振り返った。

「ジャスミンティーよ、それ。それよりちゃんと説明しなさい。」


説明?何をだよ。ちゃんと仕事してきたぜ、標的も間違いなくアイツだったし。


「それは解ってるわよ。私が言いたいのは今回の依頼とは別に何故もう1つの死体が出来たって事」


あ、それか。簡単な話なんだよ、ソイツは死んで当然だから。

いつもの通り指定の場所に早めに行ってさ、俺なりに様子伺ってたんだ。

下調べっていうか…以外だろ!?俺にも神経質な所あるんだ。罠って場合もあるし。

そー考えるとこの商売、避妊せずやっちまう様な感じだな!?

依頼人や標的の事余り知らずに危険な事するんだからよ。


「いいから、せ・つ・め・い!」 


~はいはい、時間になると標的が情報通り出て来たんだ。罠も何にもなく。

そして俺は事を成し得ようとしたらさ、何と標的が通り魔的追い剥ぎに逢ったんだよ。


「ふ~ん……大体話見えてきたわね、それで?」


それで!? それでも何も、もう俺は道具持って出ちゃってるし、やるしかないよな!?

とりあえず、その追い剥ぎ野郎を始末して、標的をきちんと始末したよ。

結果的に今回の依頼内容より1人増えちゃったけど、

あんな野郎は世の中の為には居なくなって良かったんじゃねぇか!?


「……そうね、私少し解らない所あるんだけど?」


スーってする茶を啜りながら女は言う。

「何で先に、可哀想な追い剥ぎをやったの?仕事的には標的が先なんじゃないのかしら?」


だってお前、いきなり見ず知らずの男が、見ず知らずの男に追い剥ぎされてるんだぞ!?そんな事許されてたまるかよ! だから俺は引導を渡してだな……


女は解った解ったと手を振り

「わざわざ助けてあげてから始末したのね。お優しい事ね」


そんなんじゃねぇよ。何か、俺は仕事で手を染めてるけど、それは依頼内容にある標的だけ。

あの野郎は誰でも良かったんじゃねぇか!?『よし、あと3人目の奴を襲おう!』っとか。

ふざけんじゃねぇよ、そんな行為は俺のプロ意識が許せねぇんだよ。


「ふ~ん、ま、どっちが先だなんて別にいいわよね。ちゃんとアンタは仕事をしてきた。ご苦労様」


女は立ち上り言った。

「ジャスミンティーが駄目なら、違うお茶入れてあげよっか?」     


……それどんなやつ!?


「ローズヒップよ」

あ…う~ん……ケツ!?やっぱやめとく。


意地の悪い顔をして女は笑った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ