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プロローグ
プロローグ
「わぁ……!」
船の甲板に、一人の少女が体を乗り出す。
天候にも恵まれ、雲ひとつない快晴の空はまるで、彼女の門出を祝っているかのようだった。
「──まもなく、目的地に到着します。お荷物をお纏めの上、今しばらくお待ちください」
船内アナウンスが流れる。どうやら目的地に着いたようだ。
「よーしっ……」
腕をまくり、気合を入れる。手荷物をまとめ、最初の1歩を──、
「ここが私の新て……うぁととっ!」
……最初の1歩を滑り落ちるのだった。
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