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#46 TS美少女は神様と再会する。

前回のあとがきで次回で終わると言ったな!

あれは嘘だっ!!()

 気がつくと、私は真っ白な空間に立っていた。

ここは……あれ?なんか前に来たことあるような……


 そう思っていると、私の後ろにいきなり人?が現れる。

私がびっくりして振り向くと、その人?はこう言った。


「やぁ。さっき……いや、そっちだと久しぶり、になるのかな?」


と。







「とりあえず座りなよ」


 そう言われても座る椅子とかがないんだけど……そう思っていると突然私の目の前にソファが現れる。


 私はソファに腰掛けると、神様に話しかけた。


「まずは久しぶり。それで、なんで私はここにいるの?」


「あれ、覚えてないかい?」


 そう言われた私は記憶を辿る。


 ええっと……スタンピードが私のせいだって思って、魔法を打ちまくって、……終わったーと思ったとこから記憶が無い。あれ?ということは……


「……もしかして私、また死んじゃった?」


 そう。信じたくないけどその可能性があるのだ。

私が不安げな顔をしながら神様にそう問うと、神様は笑って答えた。


「死んではいないよ」


 その言葉に安心する私に、神様は少し付け足す。


「……ただ、魔法の使いすぎで魂がちょっと損傷してたからね。このままだと魔法が使えなくなるところだったんだ。

あぁ、ちょっとばかり時間がかかっちゃったけど、もちろんそこのところはちゃんと直しておいたよ。僕は神様だからね(キラッ)」


 そう言ってドヤ顔する神様。

普段ならうざと思うところだけど、今回は感謝しなきゃね。


「ありがとう」


 そう言うと、神様は満足そうに頷いた。







「そうだ。なにか飲むかい?」


「うーん。なんでもいいかなぁ……」


「それじゃぁ……はいこれ」


 そう言って差し出されたのは何やら不思議な色をした液体。


「なにこれ()」


「僕が作ったお茶だよ。飲んでみて?」


 ……そう言われるとお茶っぽく見えなくも……ないな。


 本当になんだこれ。転生した時も思ったけど、神様は「見た目」というものをあまり気にしないのだろうか。

 そういえば神様の今の格好も、白の半袖Tシャツに白の短パン。ユニクロで売ってそうな無地のやつ。白髪で色白だから全身真っ白。

 せっかく素材が美少…年?女?なんだからもうちょっとオシャレとかに気を使ってもいいと思う。


「さぁさぁ」


 こっちを見てニコニコしながらせかす神様。

 まぁそこまで言うなら……そう思って私はその液体に口をつける。


「あっ、美味しいかも。」


 見た目に反して味は意外とよくなんだか紅茶とか烏龍茶みたいな味がする。うん、これなら普通に飲めるな。

 それにしても気になるのが……


「これってなんのお茶なの?」


 そう問いかけて二口目を飲む私に、神様は嬉々としてこう言った。



「それ、僕の体液なんだ」

「ブフォォォォォォォォォォ……!!?けふっけふっ」


 私は口の中に含んでいたお茶を一気に吹き出す。



「ド○茶じゃんっ!!なんてもの飲ませんの!?」



 そう言ってガチで焦る私を見て、神様は……笑い転げていた。


「あぁごめんごめんwww折角だからちょっとイタズラしてみようと思ってね。

あぁもちろん体液っていうのは嘘だよ。僕が無から創り出したものだからねwいやぁまさかこんな上手くドッキリが成功するとは……w」


 そう言いながらも笑いすぎて呼吸困難になっている神様。……果たして神様に呼吸が必要なのかは今は置いておこう。


 どうしよう。この神様ちょっと殴っていいかな……?

そう思っていると、心を読んだのか神様が息を整えて


「いやいや、悪かったとは思うよ。下界の小説を読んでたら誰かに試したくなっちゃったんだけと、ドッキリ仕掛ける相手がいないんだよねぇ……w

知り合いの神のヴェスタちゃんは最近忙しいみたいだし、ガイアっちは仕返しが怖そうだし……

うわぁごめんてだからその拳を下ろして?」


 いよいよ私の眉間にシワがよってきたところで、神様が私にこんな提案をしてきた。


「そうだ。ユナは魔法を自由に使える場所が欲しいんだよね?」


 私が頷くと、神様は説明を続ける。


「そうしたらこの空間を使ったらどうかな?ここは外界とは繋がってないからいくら魔法を使っても平気だよ?どうせユナはこっちに来れるんだし」


 なるほど。それはいいかも。でも……


「ここってVRの初期部屋みたいでちょっと殺風景じゃない……?」


「それならちょっと変えようか」


 神様がそう言うと、指をパッチンして……して……


「もしかして:神様指パッチンできない?」

「う、うるさいわっ!」


 その後も神様は挑戦していたけれど、遂に諦めたのか普通にやり始めた。最初からそうすればいいのに。

 どうも私はまだちょっと怒っているらしい。案外根に持つのかも。



「ああそうだ。ユナちょっとだけ目をつぶってて?」








「もういいよー」


 私が目を開けると、そこには私がいつも魔法を打っていた丘と岩場があった。


「すごい……!これって……」


「ユナの記憶の中にあった風景を再現してみたんだ。ふふふ……なかなかすごいでしょ?……これで許してくれない?」


 そう言って私の方を見る神様。神様の尊厳なんかあったもんじゃないけど、これからも魔法を気にせずに打てるようになるのは嬉しい。これは許してもいいだろう。


「これほんとに私が使っていいの?なにか見返りとかいるんじゃ……」


「うーん、どっちかというとお詫びの意味もあるかなぁ……」


「○ナ茶の?」


「いや、あれは……うんまぁそれも含めてなんだけどね。


 本当なら、あの程度(・・・・)の火力なら耐えられるように魂を作っていたはずなんだけど、それがどうも上手くいってなかったみたいでね……。


 あ、直すついでにめちゃめちゃ強化しといたから、今度はさっきの100倍出力しても大丈夫!」


そう言って親指を立て笑う神様。

私ももう怒る気はすっかり失せて、一緒に笑ったのだった。









◇おまけ◇




 これは少しあとの話。



 私が魔法の練習をした後、神様の部屋にあったコタツで神様とだべっていたときのことだった。

 ……そもそもこの空間は寒くも暑くもないのに、不思議とコタツは気持ちがいい……それは今は置いといて。


「……そういえばさっきから神様神様って言ってるけど、神様って名前あるの?」


「あるよ?」


 あるんだ。


「そもそも神様って僕だけじゃないしね。日本で有名どころだとアマテラスちゃんとか、あとキリストくんとか。」


「なるほど……確かにこないだもなんか言ってたもんね。


ちなみにあなたの名前は?」


 私がそう聞くと、神様はちょっと驚いたような顔をしていた。


「いつまでたっても聞いてこないから興味が無いのかと思ってたよ……w


 僕の名前は、ミライ。一応は時と運命を司る神だよ」


 神様……いやミライはそう言って笑い、コタツの上にいつの間にか置いてあったみかんを1つ手に取った。

次回こそ終わらせる予定。


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新作連載始めました!こちらもよろしくお願いします!! TSして女の子になったけどいつでも戻れる僕の日常
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[良い点] ドナ茶すき [一言] ヴェスタ「ひぇ…ひくちっ………。うぅ…誰かに噂されてる気がする」
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