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いつか、この惑星(ほし)で。

作者: 花蛇

私は、今年で88歳。身体の自由が利かなくなり有料老人ホームの世話になってる。


毎日の様に病室の天井をぼんやりと眺め過ごしている。だが私に見舞いに訪れる身内


は、1人として居ない。生涯独身を貫いた結果だか決して後悔などしていない。25で


始めた事業が苦節20年の時を掛けて大成し私に豊かさをもたらしてくれたからだ。



だが金銭的豊かさを得る為に私は、家族を持つ豊かさを犠牲にしたのかもしれない。


もしも結婚し家庭を持ってたらどんな人生だったのだろう。恐らく今ほどの地位も


名誉も金も手にしてないだろうが、きっと違ったカタチの幸せを手にしてたのかもし


れない。今更それを羨んでも何の解決にもならない事は、分かっているが常に脳裏を


走る疑問だ。


もしも。もしも生まれ変わる事が出来たなら、いつか、この惑星(ほし)で愛する相


手と巡り会い結婚し、家庭を持ってみたい。温かな家庭を。私の最期を手を握って見


守ってくれる、そんな素敵な女性と出逢ってみたい。そう神に祈り私は、今夜も眠りに


つく。


いつか永遠の眠りが訪れるその日まで。

七夕に書く様なネタでも無いんですが、以前からこのタイトルが気に入ってて何か書きたいなと思ってました。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] スマホで読むと改行が固定されている為、せっかく良い内容なのに読みにくいです。 私のスマホでは、こんな感じなので……。↓ を手にしてたのかもし (空白行) れない。今更それを羨んでも…
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